骨粗しょう症は、中高年女性にとっては、とっても深刻な問題ですよね。閉経により、女性ホルモンの分泌低下し、骨の中がスカスカになってしまい、骨密度も極端に落ちてしまいます。
骨密度が下がると、ちょっとしたことで骨折してしまい、高齢者の場合には、それ以降寝たきりになってしまう人が多いそうです。
今、国内の推定患者数は1280万人いて最近は、高齢者ばかりでなく、極端なダイエットをした若い女性にも見られるそうです。
骨粗しょう症を防ぐには、食事と運動が大切です。食事では、骨の材料カルシウム、ビタミンD、ビタミンK、タンパク質の摂取。運動では、骨に負荷をかける運動が有効とされています。
立ったまま、カカトを上げトンと床に落とすだけでも、骨にかかる力が増え、骨を鍛えることができます。
「教訓のススメ」では、将来の寝たきりを防ぐための骨粗しょう症対策を紹介していました。
隠れ骨粗しょう症の危険度チェック 教訓のススメ
①外出するのが面倒で家にいることが多い
②お酒はなかり飲む方だ
③ダイエットに成功したことがある
④家の中でつまずいたり滑ったりすることがある
⑤両親や祖父母に骨折したことがある人がいる
このチェック項目に当てはまる人は注意が必要です。
①外出するのが面倒で家にいると太陽光を浴びる機会がなくなります。紫外線を浴びないとビタミンDが不足し、ビタミンDがないとカルシウムがちゃんと腸から吸収されないと言います。
②アルコールによる肝機能障害がビタミンDの働きを低下させます。お酒を飲んで食事の量が減ると栄養不足になりやすくなります。また、酔っぱらうと転倒の機会が増え、骨折の機会も増えます。
③ダイエットに成功したことがある人は、骨の形成に大切な女性ホルモンの分泌バランスが崩れ、骨量の低下を引き起こすことがあります。メタボ体型が普通の体型に戻るのは問題ないとのことです。
④家の中でつまずいたり、転んだりする人は、筋力が低下している 可能性があります。転んでしまうのは、つまずいたときに次の一歩で支えられるかどうかです。筋肉を使うことで、骨も強くなるため、日頃からの運動が大切です。
⑤両親や祖父母に骨粗しょう症で骨折したことがある人は骨量は遺伝するため、骨粗しょう症の患者の血縁者がいる人は注意が必要です。
納豆は骨折の予防食
骨折を防ぐには、納豆が良いと言われています。納豆には、ビタミンKが多く含まれています。
大腿骨頸部骨折の地域別発症率と納豆の消費量は反比例するというデータがあります。納豆の消費が少ない西日本の方が、大腿骨頸部骨折の発生率が高いようです。
また、ビタミンKを多く含む食品は、小松菜・ほうれん草・春菊などの緑黄色野菜とわかめ・ひじきなどの海藻類です。
骨粗しょう症で寝たきりになる前に、運動と食事と日光で予防したいですね。