らっきょうといえば、カレーライスのお供と思っていましたが、先日、福井の方から「花らっきょ」をいただき初めて本場ものを食べてびっくり、本当においしかったですよ。
その「らっきょう」が、今、健康食品として注目されています。そもそも、らっきょうは「薤白(がいはく)」といわれる漢方の生薬です。
漢方では、古くから整腸効果や神経痛、心臓病等の処方薬として使われてきたそうです。
その効用は、らっきょうに含まれる水溶性食物繊維「フルクタン」という成分によるものであることがわかってきました。
さらに、フルクタンが血中のコレステロール値、特にLDLコレステロールを下げる効果があることが、日本栄養改善学会で発表されました。
らっきょうパワーすごいですね。でも、甘酢漬けのらっきょうの味がちょっと苦手という人も、結構いるんですよね。
でも、らっきょうは、生らっきょう、焼らっきょう、マヨらっきょう、らっきょう寿司、らっきょう天ぷら、らっきょうカレーなどにしてもおいしいそうですよ。
「ためしてガッテン」で、らっきょうの血糖値抑制や整腸作用、らっきょうレシピ を教えてくれました。
らっきょうレシピ フルクタンで血糖値抑制や整腸作用
ニオイがだめ、にがいから嫌いという人もちょっと食べ方を変えると美味しいと食べてれてしまう不思議ならっきょう。
実は、らっきょう嫌いの人も食べているらっきょうもあるそうです。それは、「エシャロット」。
エシャロットは、らきょうを早採りしたもので、50年前に洋風の名前をつけたところ、爆発的に売れるようになったそうです。
生らっきょうを食べる
らっきょうは甘酢漬けだけと思っていたら、本場鹿児島では、生で食べているそうです。
生のらっきょうの酢味噌や、寿司のネタとしても大人気。らっきょうをネタとして使うときは、包丁の柄で潰して香りを出すそうです。
らっきょうの天ぷらは、あまくて柔らかくて病みつきになります。また、塩らっきょうは、かつおや、冷奴、牛肉の上にのせ薬味としてて食べるとおいしいそうです。
らっきょうの成分、フルクタンは実は糖度が32度。いちごは10度、メロンは15度ですから、らっきょうはかなり甘いものです。その甘さは熱を加えるとでてくるそうです。
本場の鳥取県では、この甘さを味わうために、フラパンで焼いた「焼きらっきょう」や、「天ぷら」などにして食べています。
らっきょうをじゃがいもの変わりにいれた、らっきょカレーはおイモと間違うくらい、おいしく出来上がります。
また、成分のフルクタンには別の効果があります。乳酸菌は、フルクタンが大好きなので、らっきょうを食べると腸内で乳酸菌がどんどん増えてそうです。
その結果、便通も改善。ただし、食べ過ぎと下痢気味になるので、注意してくださいとの事でした。
甘酢づけのらっきょうは、他のものと混ぜても美味しく食べれます。番組では、ビニール袋にいれて、どんなものと合うのか試してみました。
その結果、①マヨネーズ+こしょう、②豆板醤+ごま油、③みそ、などいずれの組み合わせでも美味しく食べれるそうです。
トマトのらっきょうチャン
【材料】
・スライスしたトマト
・生らっきょう4個 みじん切り
・サラダ油 大さじ2
【合わせ調味料】
・塩 ひとつまみ
・酢 小さじ1/3
【作り方】
①らっきょうをみじん切りにします
②サラダ油を180℃に熱し、ボウルに入れたらっきょうに油をかけます。
③合わせ調味料を②にかける
④③でつくったものをスライスしたトマトにかけます。
らっきょう辛み麺
【材料】
・生らっきょう 4個(根と茎を取ったもの)
・中華麺 1玉
【合わせ調味料】
・塩 小さじ1/4
・サラダ油 小さじ1
・水 大さじ1と1/3
・オイスターソース 小さじ2/3
・ザーサイのみじん切り 20g
【作り方】
①らっきょうを千切りにします。
②麺をゆでます。
③ザーサイに調味料を合わせタレをつくります。
④器に千切りにしたらっきょうを半量のせ、その上に麺をのせます。
⑤合わせ調味料のタレをかけ、残りのらっきょうをのせて、できあがり
らっきょうコロコロ酢豚
【材料】
・豚バラしゃぶしゃぶ用 6枚
・甘酢漬けらっきょう 6個
・漬け汁の甘酢 大さじ3
・かたくり粉 適宜
【作り方】
①肉に甘酢をかけ、5分間つけ込む
②①の肉に、らっきょうをのせ、くるくると巻く(巻き終わりにかたくり粉をつけておく)
③②にかたくり粉をまぶし、フライパンにサラダ油をひき7〜8分焼く
④焼き目がついたら完成。
焼きらっきょうと、らっきょうカレーは、手軽にできそうなので、週末にでも試してみようと思います。
※ガッテンでは、フルクタンが血中のコレステロール値を下げる効果については、説明していませんでしたね。