ちょっと前までは、シニア以降になったら肉食をさけて粗食・・が当たり前だったのですが、最近は、「健康で長生きするなら肉を食べること」が定説になりつつあります。
実際、テレビにでている元気なお年寄りの方は、皆さん朝からお肉をたくさん食べています。歯も丈夫で頭もシャープ、80歳になっても背筋も足腰もピーンとしてらっしゃいますし、本当にすごいですよね。
肉といえば、牛、豚、鶏、イノシシ、羊、馬などがありますが、どんな肉を食べるかで、体に対する影響も違ってくるそうです。
今回は「豚肉VS鶏肉」として、その違いを紹介。なんと、豚肉と鶏肉を上手に食べ分けることで、ダイエット・乾燥肌・風邪・疲労回復・頭痛などの症状が、改善できるそうですから驚きですね。
お肉はコレステロールや中性脂肪の元になると、中高年世代にとってはどちらかというと悪者扱いでした。
しかし、最新の研究でわかってきたお肉に関する新常識を、「林修の今でしょ!講座」でしっかり教えてくました。
風邪を引いたときは・・鶏肉を食べる
鶏肉のビタミンAが弱った粘膜を強くし、ウィルス撃退を助けてくれます。
鶏肉のビタミンAは豚肉の7倍含まれています。
オススメのメニューは、チキン南蛮やサムゲタンです。ビタミンAは、単体より油と一緒だと吸収されやすくなります。
ダイエットには・・豚肉を食べる
豚肉には「脂肪燃焼の仕掛け人」と言われるカルニチンという成分が含まれています。豚肉のカルニチンは鶏肉の7倍含まれています。
でも、カルニチンは熱に弱いので、余り熱を加えない豚しゃぶがオススメです。
疲労回復には・・豚肉を食べる
疲れる原因はビタミンB1の不足。ビタミンB1は、全身に栄養素を運ぶと同時に老廃物を身体の外に出してくれる。
オススメ料理は、豚汁です。ビタミンB1は水溶性、さらに味噌にはマグネシウムも入ってるので、ビタミンB1の吸収を助けます。
貧血のときは・・鶏肉を食べる
鶏肉には赤血球を作る葉酸とビタミンB12がたっぷり、豚肉の11倍含まれています。
オススめ料理は、焼き鳥レバーです。
乾燥肌には・・鶏肉を食べる
鶏肉の皮の部分にはコラーゲンたっぷり。さらにビタミンAは肌の水分を保つヒアルロン酸を増やします。
オススメはフライドチキンです。
むくみやすい人は・・豚肉を食べる
むくみは血管から水分がしみだして起こります。血液のタンパク質が少ないと血管から水がしみだしてしまいます。また、ビタミンB1が不足すると老廃物が溜まり、むくみが発生します。
豚肉には、タンパク質が豊富で、ビタミンB1もたっぷり。オススメメニューは、タマネギたっぷりはいったしょうが焼きです。
血管の病には・・豚肉を食べる
豚肉には、血管の詰まりを抑えるポークペプチドが豊富に入っています。
オススメメニューは酢豚です。
太る原因は、超え・パン・小麦に含まれる糖質です。脂質は、いっぱい食べても水と二酸化炭素になり分解されてしまいます。脂肪は食べ過ぎると下痢になって排出されてしまいます。
ですから肉を食べて太るのは迷信でだそうですよ。