どこもかしこも体のあちこちで老化を突きつけられる50代。血液検査をすれば何かしらの警告が出るのもこの頃からですよね。

私の場合は、腎臓の数値であるクレアチニンと中性脂肪と悪玉コレステロールの数値。動脈硬化は徐々に進んでいます。40代ではまったく問題のなかった項目です。やっぱり老化は怖いですね。

血管、内臓、筋肉、肌、脳などあらゆるものが老化していきますが、心臓も老化します。今回のみんなの家庭の医学は、「心臓の老化」がテーマでした。

心臓の骨化による心筋梗塞

心臓の老化とは、「心臓の骨化」とも言われ、心臓の冠動脈内にできるプラークの中にカルシウムが溜まり、石灰化し、ゴツゴツと骨のように固くなる現象です。

冠動脈に石灰化が進むと、その部分が細くなり、血液が詰まります。同じ動脈硬化によるプラークでも、骨化しているプラークは、中にゴツゴツした固いカルシウムの塊があるので、ちょっとの衝撃で切れやすく、突然死の危険性が高まります。

動脈硬化も末期になると、心臓の血管の石灰化(骨化)が起こります。狭くなった部分に石灰化がある場合の治療は、その部分を破砕して、血管を広くする装置を使用する手術があります。カテーテル治療や、冠動脈バイパス手術と呼ばれているものです。

心臓の血管の石灰化は、冠動脈造影法と言う検査で確認することができます。

心臓の骨化は生活習慣病の1つですので、日ごろの食事で防ぐことも可能です。

血管の骨化を防ぐ成分は、「カルシウム」と「EPA」、「ビタミンK」。カルシウムが不足すると、プラークの中にカルシウムがたまり骨化を招きます。

そこで、みんなの家庭の医学では、今回もカリスマ主婦奥園壽子さんが、「動脈硬化を予防改善し、プラークの中にカルシウムをためない」お料理を紹介してくれました。

奥園レシピは、常備菜でできる簡単なものばかり。カルシウムを摂ると心臓が若がえるそうです。その常備菜とは・・・

以下、番組で紹介された奥園さんのレシピの紹介となります。

奥園流常備菜 心臓を若返らせる とっておきの作り置きおかず

ぶりと小松菜の煮びたし

このお料理のカルシウム食材は、小松菜、油揚げとゴマです。

材料:ぶり1切れ、昆布1×10cm 1枚、みりん大2、小麦粉大1-2、醤油大2、しょうが1かけ、オリーブオイル大1、水200㏄、小松菜1袋、油揚げ1枚、ゴマ適量

①ぶりをそぎ切りにします
②ぶりに塩少々と小麦粉をまぶし、オリーブオイルを敷いたプライパンでこんがり焼きます
③そこに、水200ccを入れ、昆布を細かく切って入れます。
④生姜すりおろし1かけ分、醤油大2、みりん大2を入れます
⑤ざく切りした小松菜と細切りにした油揚げを入れてさっと煮ます。
⑥最後にゴマを振りかけます。

アレンジ料理:
ぶりの酢の物、すまし汁、お雑煮風、ぶりの卵とじ丼

いわしと厚揚げのつくねの常備菜

このお料理のカルシウム食材は、青ネギと厚揚げです。

材料:いわし2尾、オリーブオイル大1、生姜1-2かけ、しょうが醤油(お好み)、水1カップ、塩小1、厚揚げ1枚、青ネギ1束、片栗粉少々

①いわしに下処理をし、叩きにします。
②叩いたイワシと、醤油大1と生姜1-2かけを、一緒にポリ袋に入れます。
③厚揚げ1枚を手で割りながら入れ、細かくほぐしながら揉み込みます。
④そこに、青ネギ1束、片栗粉大2を混ぜます。
⑤食べやすい大きさに丸めます。
⑥フライパンにオリーブオイル大1を入れ、つくねに焼き目をつけます
⑦ふたを閉め、2-3分ほど蒸し焼きにします。

アレンジ料理:
照り焼き丼、いわしつくねバーグ、つくねのミルクスープ

さば缶カレーそぼろの常備菜

このお料理のカルシウム食材は、パセリと粉チーズです。

材料:カレー粉大1、みりん大1、醤油大1、しょうが1かけ、オリーブオイル小1、さば水煮缶1缶、パセリ1束、粉チーズ大2

①パセリ1束をみじん切りにし、オリーブオイルで炒めます。
②さば缶を汁ごと1缶入れます。
③しょうがすりおろし1かけ、醤油大1、みりん大1を入れます。
④さらにカレー粉を入れて汁気がなくなるまで混ぜ合わせます。
⑤水気がなくなったら、最後に粉チーズ大2を加えます。

アレンジ料理:
さばカレーピラフ、さば缶カレーそぼろ納豆、さばカレーうどん

常備菜は、色々なお料理に使いまわせるので、主婦にはありがたいレシピでした。