「この先、どうなってしまうんだろう・・」と心配するぐらい、記憶力が落ちてきました。

私の場合、人や物の名前、特にカタカナのものがなかなか覚えられないんですよ。(^_^;)

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歳だからしょうがないと思いきや、記憶力は20代も70代も変わらないんだそうです。

「えーっ、じゃ私の頭はいったい何なの??」という感じですね。

「脳は、いくつになっても若返らせることができる」が現在の脳科学の定説だそうです。

ポイントは、記憶を司る海馬の中の「場所細胞」だそうです。

そういえば、声に出して読んだり、身体を動かしながら覚えると、記憶をしまいこむ場所が違ってくる・・と何かで読んだような気がしますが、それでしょうか。

魔法の呪文さえ覚えれば、記憶力は東大生に勝るとか・・認知症を予防してくれれば、そこまでは望みませんけどね。

はたして、明日から「物忘れなし」になってくれるでしょうか。

記憶力の低下の大きな原因となっているのが、「歳をとると物忘れするようになる」という思いこみだそうです。

実際、歳をとっても覚えることの能力は、変わらないそうですから驚きですよね。

信じられないので、東大生とお年寄りウクレレチームとで記憶力の実験をしました。

お年寄りチームには、記憶力のテストと言わず、「心理学テストを行います」と伝えました。

これだけで、「記憶力ダメ、負ける」という思い込みはなくなり脳は拒否しなくなります。

その結果は、なんと東大生に負けない記憶力を示しました。

しかし、これは「覚える力」の能力のこと。「思い出す」という作業になると、やっぱり年齢とともに下がってくるそうです。

「あの・・、あれ、なんだっけ・・あれよ、あれ・・」は思い出す力が衰えてきたからなのです。

でも、脳の中にある「場所細胞」を使えば、忘れなくなり簡単に思い出すことができるとか。

場所細胞とは、原始時代人類がエサを探しもとめて歩きまわってた時に備わった能力で、移動する場所と関連付けられた記憶は忘れないようになっているそうです。

つまり、あそこにはリンゴがある、あそこには動物がいるなど「生存するために大切な情報は忘れない」ということらしいです。

なるほど・・生存に関わる問題ですか・・、納得力のある説明ですね。

そこで、頭の中に空間をつくり、記憶するものをその場所、場所に置いて関連付けて記憶するといいそうです。

たとえば、「階段を登った左に〇〇がある」みたいな感じのようです。

しかも、この場所細胞は、使えば使うほど増えてくるようで、タクシーの運転手さんなんかは、とても発達しているそうですよ。

また、30分の有酸素運動を週に3回すると、記憶を司る海馬が大きくなるという結果もあるそうです。

有酸素運動は、認知症予防や、ロコモ防止、生活習慣病改善にも役立つ、私たち世代の必須アイテムですね。(^^)