糖尿病は、予備軍を入れるともはや国民病となりつつありますね。中高年になると、他人ごとではないのが現実です。自覚症状が無いため、あるとき検査をすると糖尿病になっていたと言うケースも。

糖尿病は、遺伝的なものや先天的なものもありますが、ほとんどが生活習慣に係わっているので、食生活などを見直すと改善する例が多いですね。

と言うことで、たけしのみんなの家庭の医学では、糖尿病をテーマに日本で一番糖尿病患者の少ない県民の食生活に迫ります。

厚生労働省の全国糖尿病偏差値では、1位は新潟、ワースト1位は鹿児島だそうですが、これはあくまで平均偏差値です。入院患者数や退院患者平均在院日数などの統計では、また違った結果がでます。

番組では、郷土料理などあらゆる食事にポン酢などのお酢をかけることで糖尿病を予防している高知県民が紹介されます。また、糖尿病患者数が日本一少ない理由が他にもあるようです。

生活習慣病には、肉より魚が良いと言われています。高知県民は、魚の消費量がかなり多く、血糖値の急激な上昇を防ぐEPAを多く摂取しているそうです。

カツオと言えば高知県。高知県民は、やはりカツオの消費量が日本一。しかし、お酒の消費量も日本一で呑兵衛が多いのになぜ糖尿病患者が少ないのでしょうか?

専門医の解説によると、
●高知県民は食事になんでもポン酢をかけること
●食事に時間をかけてゆっくり食べること
●炭水化物を一番最後に食べること
●EPAを多く含む青魚を食べること
だそうです。

高知県民は、お酒を飲む機会が多く、そのため、食事の時間が長くなります。また、飲酒によって、ご飯や麺類などの炭水化物は食事の最後に食べるので、血糖値の急激な上昇を防いでいます。カツオなどの青魚を多く食べるので、EPAの摂取率も日本一だそうです。

番組で紹介されたEPA定食です。
主菜: サバの味噌煮
副菜: いくら※
汁物: イワシのつみれ汁

※いくらは、コレステロールやカロリーが多いので、食べ過ぎには注意が必要です。

以前、なんでもゴマをかけて食べることで、生活習慣病を改善したと言うケースがありましたが、胡麻は健康に良い食品です。ただし、胡麻の場合、固い殻でおおわれることで栄養成分を吸収しにくいので、すりごまにするとよいそうです。

世の中、体に良いとされる食品がたくさんあり、テレビなどで紹介されブームになると一時は食べますが、なかなか続けられないのが現実です。

例えば、青魚が良いと聞くと数日間だけは、積極的に食べますが、結局続かない人が多いのではないでしょうか。良い情報を得たら、私を含め続けて行きたいものですね。