麻木久仁子さんが、乳がんで闘病していたことを、たけしのみんなの家庭の医学で赤裸々に公開しました。
番組では企画がら、ゲストたちが病院で精密検査を受けたり、生活習慣や食生活を公開することで、専門医に病気を指摘されたり、または予備軍であることを知らされる「レッドカルテ」をもらいます。
当サイトでも、随時、みんなの家庭の医学の情報を提供させていただいておりますが、健康を見直すうえで大変役にたっているかと思います。
まず、麻木さんを襲ったのが脳梗塞です。
あるとき、家の鍵を締めようとしたとき、右手がしびれ鍵が締められなかったそうです。
この状態が30秒続き、すぐに回復しましたが、念のためと思って東京女子医大で精密検査をしたところ小さな脳梗塞を起こしていたのがわかりました。
原因は、心臓にも血管にも異常がなく、精神的ストレスの影響が強くでた結果ではないかということでした。
脳梗塞の治療しながら、2012年8月に人間ドックに入ったところ今度は、両方の乳房の乳頭の上の部分に黒い影が発見されました。
麻木久仁子さんの場合、3年前の番組企画で、乳がん検診を行っており、その時はセーフ。
普通なら発見されないような早期の状態で発見できたのは、前回と同じ病院、同じ医師による検査だったため、過去のデーターと見比べることができたためでした。
疑わしい状態で、国立がん研究センターでの精密検査を受けたところ非浸潤性の乳癌と判明し、切除手術を行いました。
番組がきっかけで、早期発見につながることもあるんですよね。芸能人と言えど同じ世代。50代ともなれば、癌の好発年齢となります。
今回の麻木久仁子さんの事例は、検査の重要性を再認識する内容です。できれば、過去のデータと比べることができるので、同じ病院、なるべくなら同じ医師であることが望ましいとわかりますね。
麻木さんは、「50歳は身体のメンテナンスをして頑張ろうって思う時期」と切実に訴えています。普段健康な方も、他人事だと思わず、また乳がんに限らず、これを機会に、体のメンテナンスを肝に銘じた年にしたいですね。