ノロウイルスが猛威を振っています。今年のノロは、新型か?とか、死者も出ている?とか、色々な噂が飛び交っているようです。

ノロウイルスにかかったからと言って、全員が発熱とともに嘔吐・下痢の症状をともなうものでもないようです。

「嘔吐はなくひどい下痢のみ」や「微熱と軽い腹痛」など人によって症状は様々です。ただし、重症の場合は、入院にいたるケースもあるので、油断はできません。

ノロウイルスが流行っている今、ひどい下痢をした場合、まずは、病院でウィルス検査をすることをおススメします。

お腹のレントゲンを撮ると、ノロウィルスに感染している場合、ガスの溜まり方が違うようです。

一般的に腸にガスがたまっていると、白く大きなガスが所々に薄く写りますが、ノロの場合は、ノロが発生させた小さなガスが腸全体にたまります。

そのノロウィルスが発生させたガスが、腹痛を起こしているそうです。また、お尻の穴に綿棒状のものを差し込み、ウィルスを特定します。

ノロウイルスが検出され陽性であれば、確定されます。

ノロウィルスの感染力はとても強く、家族に患者が出たら注意が必要です。

患者のタオルなどは別にし、嘔吐物はキッチンペーパーなどで広がらないよう寄せ集め、ビニールなどにいれ、吐しゃ物をいれたビニール袋にハイタ―などの漂白剤をたらし、ビニールの口をしっかり締めて処分します。

嘔吐物を処理した後の床は、広げるように拭かず、塩素系漂白剤で湿らせた雑巾で、寄せるように拭きます。ウィルスを広げないためです。

下痢が止まり治った後も、ウィルスは患者の便に1週間から1ヶ月残るそうですので、2,3日で治ったからと言って安心できません。

患者の使用したトイレや洗面所は、キレイに洗い、漂白し、患者以外も、手洗いを徹底することが大切です。

ノロウィルスには、特効薬がなく、抗体ができて自然に治るのを待つだけですが、ノロを撃退する驚きのものがあるそうです。

それは、なんと柿です。実は、柿渋に含まれるタンニンが、ノロウイルスを遮断する絶大な効果があるそうです。

カキタンニンは、塩素系の消毒液と違って、使っても肌にやさしく、塗装なども色おちしないのでどこでも安心して拭くことができるので、手軽に使えます。

その遮断効果は99.9%、ノロウイルスの活性(感染力)を失わせる効果があるそうです。

ためしてガッテンで紹介されたノロウイルスを撃退する「柿渋消毒液」についてはこちらで詳しく紹介しています。

柿渋消毒液や塩素系消毒液が無い場合は、とにかくしっかり水で手洗いすることが大事です。

吐しゃ物があった場合には、85度以上の熱湯で1分以上加熱することでウイルスを殺すことができます。

色落ちなどが心配なときは、スチームアイロンを1分以上かけると同じような効果があるそうです。

感染力の強いノロウイルス、かからないように気をつけて生活するのが一番です。特に体力がおちると抵抗力も落ちるので、十分な睡眠をとってください。

もしかかってしまったら、すぐに病院。そして厳重過ぎるほどの対策でウイルスの飛散を防いでください。