薄毛の人にとって毛が増えるニュースは、何はなくとも嬉しいですね。そんなニュースが、新・情報7daysニュースキャスターで紹介されました。

毛包の元 大量生産

毛は「毛包」で作られます。現在、その毛包に移植する組織を作るのは、顕微鏡で見ながらひとつひとつ根気よく作られています。

これは、気の長い大変な作業なのだそうです。

これを一気に解決する方法を開発したのが、横浜国立大学の福田淳二准教授らの研究グループです。

福田准教授らの研究グループは、一度に毛包のもとを大量に生産できる特殊なプレートを世界で初めて開発しました。

これは、毛が生え替わりに関わる2種類の幹細胞を混ぜ、細胞皿にいくつもの小さなくぼみのあるスフェロイド容器に数日かけて毛包に似た物を育てました。

この方法ですと、今まで1本ずつ地道に作っていた毛包を数百個単位でまとめて作ることができると言います。

生まれつき気のないマウスの皮膚に移植すると、移植後18日目にネズミの体に黒い毛が生えてきました。

これを人に応用できれば、脱毛症の再生医療が一気に進歩することになります。毛包の元の大量生産は、10年後を目途に実用化を考えているそうです。

ips細胞など毛根については色々開発されていますが、ハゲをなかなか克服できないでいますよね。

10年後と言わず、安全性が確立され、安い価格で早く実用化されるといいですね。