しびれは、日本人ならだれでも経験するもの。長い時間正座をするようなものなら、じんじんして立ち上がれなくなってしまいますよね~。
最近も、法事でお寺へ行き久しぶりにじんじんしてきました。^^;
今では、正座する機会も少なくなったためなのか、わずか数分でシビレてきました。やっぱり、慣れというのがあるんでしょうかね。
今回は、そんなしびれにまつわる病気です。しびれには、放っておくと大変なことになるものがあるとか。
場所、しびれ方、程度などにより、危険なしびれを見分けることができるそうです。
危険な手足のしびれ
しびれをよく感じるが、病院へ行かない人が半数以上。しかし、そのまま放っておくと大変危険なしびれがあります。
●歩けなくなるしびれ・・・頚椎症性脊髄症
指先の感覚がなくなり、ボタンをかけれなかった。右手の親指、人差し指、中指の最初の一節がしびれている。
友人に相談したら、私もよ・・という声が多かったので、そのままに。1か月後左手も症状が現れ、足が重く感じるるようになり病院へ。
診断結果は、「頚椎症性脊髄症」でした。首の骨の脊椎版が加齢に伴い弾力性を失い潰れていき、骨や靭帯が変形して脊髄を圧迫し、しびれが発生します。
放置すると筋力が低下し、歩けなくなったり、物が持てなくなったりします。
このような状態で転倒すると脊髄が潰れてしまい、手足が麻痺したり、寝たきりになってしまいます。
首から下の部分や手足のしびれは、首の頚椎の異常、腰から下の足のしびれの場合には、腰椎の異常です。
指先のしびれ、範囲が拡がった、歩けなくなった時は首に問題があったと推察できます。手術により治療することができます。
【頚椎症性脊髄症の早期発見法】
・両手を前にだし、グーとパーを10秒の間に何回できるか。
しっかり握れない人や、20回以上できない人は要注意です。
●肩や腕がしびれる肩こり?・・狭心症
散歩をしているときに右肩から右腕にかけてのしびれ。10分休むとしびれが治まる人は心臓の病気の可能性があります。
狭心症は、心臓へ血液を送っている冠動脈が狭くなり、心臓の働きが悪くなる病気で、60代以上の人に多く発症します。
完全に詰まると、心臓の筋肉に血流がいかなくなり心筋梗塞になり、突然死を起こすこともあります。
カテーテル手術で狭くなった血管を広げるか血管のバイパス手術により最悪の事態を回避します。
心臓へ行っている神経は、肩、背中、腕、歯、お腹の方にも枝分かれしているため、脳が心臓の痛みと気づかず、勘違いしてしまうそうです。これを関連痛といいます。
【見分け方】
運動の途中や後など心臓に負担がかかった時のしびれは、心臓に問題があることが疑われるので要注意です。
●手足のしびれ・・・糖尿病
指先がピリピリしびれる、足の指先にも同じようなしびれ、徐々に指全体にしびれが広がっていきます。
病院で調べたところ糖尿病との診断。糖尿病は、血液の糖が多くなりすぎて血液中の糖の量が多くなってしまう病気です。1型と2型があり、2型は生活習慣が原因となります。
糖尿病により血管がダメージを受けると、全身の血行が悪くなり、身体の隅々まで血流が届きにくくなります。
そうすると、末端にある手足の細胞が壊死してしまい、最悪は切断しなければならなくなります。
早く発見して、早く治すことが必要です。薬と生活改善により治療します。
【糖尿病によるしびれの発見方法】
先端から徐々に広がり左右対称に現れます。
手袋と靴下のような感じで末梢の方から、
左右対称に徐々に拡大してくるしびれは要注意です。