めまいに悩む人は、現在およそ300万人。男性より女性の方がめまいに悩む人が多いような気もします。
めまいを改善するヒントは、フィギュアスケート選手があのような高速回転をしても目が回らない所にあるようです。
番組では、高速で回転する椅子に座り、人工的にめまいを起こす実験を行いました。
番組スタッフは、めまいを起こしますが、フィギュアスケートの村主章枝選手は、まったくめまいを起こさないと言う結果が。
目まいを改善するポイントは三半規管のバランス能力をつかさどる小脳にあるようです。この、小脳を鍛えることでめまいを改善できるリハビリ体操があるので、めまいに悩んでいる人は、是非実践してみて下さい。
一般的には、小脳を鍛えるめまいのリハビリは、頭をぶんぶん振り回すこと。
めまいがあるのに、頭を上下に振ったり、左右にブンブン振ったり、頭をぐるぐる回したり…そんなことをしたら、ますますめまいがひどくなると思いますよね。
つまり、めまいを改善するリハビリは、ものすごくめまいを起こさせるような運動なのです。何だかやりたくないリハビリですが、これを続けることによって、めまいを感じなくなると言うから、鍛えるって大切なんですね。
このリハビリで、めまいを感じなくなるのは、平衡感覚をつかさどる小脳が鍛えられてきたから。「めまい」をもって「めまい」を制すって感じでしょうか。^^;
めまいのある方は、ついつい普段から安静にしがちですが、鍛えることが肝心なんですね。フィギュアスケートの選手は、日頃から鍛えて、回転に慣れているので、何百回回転させてもふらつくことなく歩けると言うことですね。
また、自分の小脳を簡単にチェックできる方法もありますので、まずは自分がめまいに強いか弱いか把握しておくとよいですね。
小脳や三半規管などの平衡感覚に関わる部分をチェックする検査法
「マンテスト」で、自分の平衡感覚がテストできます。
・マンテストのやり方
足を縦に並べて目を閉じて30秒立つ。これが30秒バランスを保っていられたらクリア。ふらついた人はレッドカルテで、三半規管の機能に左右差があり小脳がそれを修正できてない可能性があります。
めまいリハビリ体操
神奈川県横浜市 横浜市立みなと赤十字病院には、薬治療では治らない患者さんが全国から集まってきます。そこで行われているのが、めまいリハビリ体操です。
めまいリハビリ体操のやり方
※めまい誘発することがあるので、強いめまいのある方は必ず医師を相談の上、行ってください。
①頭を動かしたときのめまいには→耳の刺激体操
目の前に立てた親指を見ながら頭を左右に20回動かす
②目を動かした時のめまい→目の刺激体操
頭が動かないよう人差指で顎を押さえながら、身体の正面に立てた親指を左右に20回動かし目線だけで動きを追う。
③立ち上がった時のめまい→足のウラの刺激体操
目を開けたまま「立つ」「座る」を交互に5回行う。そのあと目を閉じて、同じように5回行う
横浜市立みなと赤十字病院では、4日5泊の入院で22種類のめまいリハビリ体操を体験するし、患者さんは自分に合ったものを見つけそのあと、自宅で続けて行うそうです。早い人は2週間で効果があるようです。
お悩みの方は、横浜市立みなと赤十字病院へ問い合せてみてください。