高血圧は、国民病と言われる程メジャーな病気です。現在、30歳以上の男性が60%、女性が44.6%が高血圧だそうです。

血圧は、知らず知らずのうちに高くなり、ある日突然命を脅かす事例が増えているそうです。血圧など気にしないという人がいたら、ぜひ注意したいですね。

血圧は1日の中で変動します。食事をする、眠る、しゃがむ、などの動きでも血圧は変動し、いっときの血圧の数値だけで判断してはいけないと言うことです。

正しい血圧の測り方:

・リラックスした服装で深呼吸します。
・楽な体勢で椅子に座って測ります。正座やあぐらはダメです。
・心臓に近い左腕に巻きます。この時、洋服を上からでなく直接巻きます。
・続けて3回測り、一番低い数値を記録します。
・朝晩2回、決まった時間に測ります。

血圧のガイドラインの数値は、上が140、下が90ですが、この上140と言う数値は、この数値より高いと危険と言う数値ではありません。

心筋梗塞や脳梗塞などの発作を起こす人の血圧は、140近辺の人が一番多いという統計から割り出された数値だそうです。

それでは、番組で紹介されていた血圧の薬をやめる方法をご紹介します。

血圧の薬をやめる減塩食

徳島県の坂東ハートクリニックの患者さん達が薬をやめられた食事療法です。この方法で2003年以来、68人が降圧剤をやめたそうです。

とにかく、減塩。目標値は、1日6グラム。1日6gということは、1食2グラム。これはあっという間に摂ってしまう量ですね。これを防ぐには、1品豪華主義がおすすめです。

1品豪華主義とは、全部薄味だったら嫌になるので、数あるおかずのうち、1品だけ豪華に味をつけ、そのほかのおかずには無塩にするということです。無塩にする場合、すだち等を利用すると美味しくいただけます。

ほかに、
・サラダ(野菜)から食べ始める
・30回噛んで食べる
・食品は、たくさん噛めるように大きくカットする
・味噌汁は、具を多くし汁を少なくする
・カツオなどのカリウムの多い食品を摂る
(カリウムをたくさん摂ると、お小水の中にナトリウムがたくさん出ます)

カリウムは、昆布、わかめ、切干大根、小豆、大豆、そら豆、インゲン、メロン、レモン、オレンジ、すだち、キウイ、バナナなどに多く含まれます。

高血圧予防のためには、1日3500mg摂ると良いそうです。

このような食事療法を4ヶ月続けているうちに血圧が下がり、10年間飲み続けた薬をやめることができたと言うことです。

血圧を下げるポイント

①一点豪華主義
②おかずを大きくきる
③超・汁少ない味噌汁
④カリウム

また、漢方と運動で血圧を下げた事例です。

漢方の場合、12番 柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)で体質改善することで、血圧が下がり、他の持病もなくなったと言うことです。

また、運動の場合、有酸素運動がおすすめだそうです。

最後に、医師たちがおすすめする血圧を下げる方法です。

秋津医師: 食卓に調味料を置かない
新見医師: 日常早足
南雲医師: ゴボウ茶
姫野医師: フレッシュな物を摂る
上山医師: 楽しくすごす

とにかく高血圧は、すべての病気に関わっていますので、なんとか下げたいですね。徳島県の減塩食、試してみてください。