免疫力をアップするにはビタミンC!と言うのは、昔から言われてきましたよね。おばあちゃんは、「風邪を引きそうなときは、ミカンなどのビタミンCをたくさん食べなさい」と言うのが口癖でした。
昔の人は、ビタミンCと言えばミカンと思っていたところがありますが、パセリやブロッコリーなどの野菜にも多く含まれています。
ただし、ビタミンCは水溶性で、体に溜めておくこともできないので、なかなか思ったように摂ることができません。
最近では、美容クリニックや一部の内科などで高濃度ビタミンCなどの注射や点滴がありますが、やはり毎日の食事から摂るのが理想だと思います。
しかし、ビタミンCをたくさん摂ろうと思うと飛んでもない野菜の量になってしまいます。そこで、みんなの家庭の医学で紹介された「奥園壽子さんのお手軽免疫力アップ料理」をご紹介します。
奥園さんのレシピは、なまくら流と言われるほど簡単に作れますので、毎日簡単にビタミンCを摂りたい人は、ぜひ参考にしてみてください。
かぜをひきやすい人とひきにくい人は、ビタミンCの摂取がポイントとなっています。
ビタミンCは、血管や肌など様々な身体の重要な機能を正常に働かせるために必要な栄養素です。体内で作れないため、野菜や果物から毎日摂取する必要があります。
ビタミンCには、活性酸素を消去する能力があるため、免疫力を高めることができます。そのため、風邪のひきにくい丈夫な身体にすることができます。
活性酸素は免疫力を下げるだけでなく、細胞を壊しガンの原因をつくりとも言われているので注意が必要です。
ビタミンCの摂取は、1日500mg。3回に分けて摂取するのがいいそうです。キウイには、1個あたりビタミンCが60mg含まれていますので、1回3個、毎日9個食べなくてはいけません。
キウイ好きな人もちょっと無理ですよね・・ということで、奥園さんに、ビタミンCを上手にとるレシピをつくってもらいました。
ビタミンCを上手にとる奥園レシピ
キャベツとじゃがいもの豆乳シチュー
材料(2人分)
豆乳 水:300cc ロースハム:150g じゃがいも:2個 キャベツ:400g
塩小さじ:1/2 粗挽き胡椒:適宜 昆布:1×10cm
①じゃがいも2個を皮むき薄切りします。(レモン4個半分のビタミンC)
②ほぐしたじゃがいもに水を300cc入れ、昆布(1×10cm)を細かく切りいれる
③キャベツ(400g)ざく切り、切ったロースハム150gを入れる。
④塩小さじ1/2を入れ、弱火でキャベツが柔らかくなるまで煮ます。
⑤柔らかくなったじゃがいもを潰し、豆乳200ccを加えます。
⑥塩、あらびきコショウを適宜いれ、味を整えできあがり。
ポイントは、ビタミンCを保つため加熱時間を短くすることだそうです。
鶏肉とブロッコリーのおかずスープ
材料(2人分)
水:600cc 青ネギ:1/2束 昆布:1cm×10cm 塩小さじ:1/4
しょうがすりおろし:1欠 ゴマ油:適宜 醬油:適宜 ブロッコリー:1株
明太子:100g 鶏ひき肉:100g
①青ネギ1/2束を小口切りにします。
②ブロコリー1株を手で小房にちぎる(包丁できるとぼろぼろになり汚くなる)
③辛子明太子100gをはさみで細かく切る
④鶏ひき肉100g、塩小さじ1/4。しょうが1かけ、昆布1×10cmを細かく切りなべにいれ、水300ccを加える。
⑤かき混ぜないでこのままフタをして火にかける(かき混ぜると鶏ひき肉からアクがでてしまう)
⑥鶏ひき肉が固まったらつぶす
⑦ブロッコリーを入れて10分煮る。ブロッコリーが柔らかくなったらつぶす。
⑧水300cc、辛子明太子、青ネギをいれ、醬油(適宜)を入れて完成
⑨お皿に移してゴマ油(適宜)加えて食べてください
パプリカと肉団子のトマトスープ
材料 (2人分)
パプリカ:2個 トマト:1個 タマネギ:1/2個 鶏ひき肉:150g 昆布:1×10cm
水:400cc 片栗粉:大1 にんにく:1かけ ケチャップ:大2 オリーブオイル:大1
コショウ:少々 塩小さじ:1/4 醬油大:1
①赤パブリカ(2個)を手でちぎる(断面がギザギザになり火の通りが早くなる)
②トマト1個をざく切り、タマネギ1/2をみじん切りする
③オリーブオイル大1。にんにく1かけを鍋に入れ、パブリカを炒める
④ケチャップ大2、昆布を細かく切れいれる
⑤ポリ袋にタマネギ小1/4、片栗粉大1、鶏ひき肉150g コショウ少々を入れ混ぜ合わせる
⑥ビニールの角を切り、そこから絞りだした肉団子を鍋に入れる
⑦混ぜると肉団子が崩れるのでまぜないで煮込む
⑧醬油大1を加え味を整え出来上がり