身体がだるい、眠れない、気分が落ち込んでしまう・・病気かと思って、病院で血液検査しても問題なし・・。

年齢も年齢だし、更年期障害なのかな・・など、原因不明の症状に悩んでいる方が沢山います。

それらの症状は、鉄分不足が原因の可能性があります。でも、鉄分なら血液検査のヘモグロビンで、チェックできるはずですよね。

ヘモグロビン

ヘモグロビンは正常値なのに、鉄分不足ってどうして?実は、それが新型鉄不足の正体なのです。

鉄分の貯蓄や維持に大きく関与しているのが、全ての細胞に存在する「フェリチン」というタンパクです。

鉄分は、身体全体で約5gあり、3gがヘモグロビン、2gが体内貯蔵、ごくわずかの血清鉄として存在しています。

フェリチンは、主に肝臓に蓄えられる貯蔵鉄で、鉄分の維持や貯蓄をコントロールしています。ヘモグロビンが不足すると、直ちに肝臓に貯蓄された貯蓄鉄フェリチンが分解され補われていきます。

ヘモグロビンは、フェリチンが無くなってから数値に現れるので、ヘモグロビン値は正常でも、体内はすでに鉄分不足状態にあるのです。

この症状が「かくれ鉄欠乏症(潜在性鉄欠乏)」で、頭痛、吐き気、動悸、息切れ、月経異常、肌荒れ、不眠、最悪は、うつの症状まで現れてきます。

原因が検査に現れない鉄分不足なので、他の薬を処方されても、改善されません。

解消するには、鉄分を吸しっかり食べること。でも、鉄分は、なかなか身体に吸収されにくい成分です。特に、野菜、海藻類の鉄分は、ほとんど身体に吸収されません。

吸収率をアップするには、ビタミンCと一緒に摂ること。それだけで、野菜からの鉄分吸収率はグーンとアップします。

●フェリチン不足の見分け方

あっかんべーをして、瞼の下が白いのはフェリチン不足です。白くなくても、疲れやすい、根気が続かない、うつ病が治らない人は、一度フェリチンの検査をしてみてください。

フェリチン検査は、貧血が疑われれば保険が適用になります。

鉄は、身体全身の細胞にとっての万能薬です。鉄が細胞に補給されると、細胞や免疫は一気に活力がアップします。

肝炎の人や、鉄過剰摂取は別の病気を引き起こしてしまいますのでご注意。肝臓に病のある方は、医師に相談してくださいとのことです。

新型鉄不足、鉄分摂取「サビを落とす」ウラ技はこちらで紹介しています。