最近、腸内細菌、腸内フローラが脚光を浴びています。
腸は、第2の脳と言われるほど身体の調子を左右する場所です。精神的なことも一番影響を受ける臓器ですよね。
緊張するとお腹が痛くなったり、下痢をする人も多いのではないでしょうか。
私は、長時間トイレにいけない環境、たとえば、電車とか車を利用するときは決まってお腹が痛くなります。
これは完全に精神的なことが影響しているんでしょうね。
腸内細菌は100兆もあるそうですが、その腸内細菌、腸内フローラのバランスが崩れると、色々な不調に襲われることが分かっています。また、腸内細菌のバランスが悪い人は、太りやすく、老けやすいそうです。
腸内細菌は、アンチエイジングや脳にも影響を及ぼしているんですね。
私たち中高年にとっては由々しき問題です。
世界ふしぎ発見では、この「腸内細菌」に着目し、たった20日間で痩せる食事を紹介してくれましたので、ご紹介します。
また、腸内細菌パワーで難病を克服して例もありました。
海外で人気の腸内デトックス
腸内環境を整えて痩せる方法は、海外ではとても人気があります。
ジュースだけを飲み続ける断食の一種です。
ジュースを飲み続けることで毒素を出し、身体のエネルギーを復活させることが出来ると言います。
1週間で男性は最大9kg、女性は最大5kgできるそうです。
腸内環境を整えて減量もできる育腸レシピ2種
ポイントは、乾物をヨーグルトで戻すことです。海藻などの乾物にはたくさんの食物繊維が含まれています。
また、ヨーグルトの水分ホエーには腸内細菌を増やす働きがあります。
ヨーグルトは1日300gがノルマとなります。
切り干し大根とヨーグルト
材料
切り干し大根
ヨーグルト
納豆1パック
醤油・からし少々
①ヨーグルト300gに乾物の切り干し大根を入れて混ぜます。
②密閉した容器に入れ、冷蔵庫で8時間寝かせてヨーグルトの水分を吸わせます。
③そこに納豆1パックを入れます。
④良く混ぜて、醤油やからしを加え、青ネギなどを散らして出来上がりです。
ワカメと寒天サラダ
材料
乾燥わかめ
棒寒天
ヨーグルト
玉ねぎのみじん切り
オリーブオイル
ガラムマサラ
①ヨーグルト300gに乾燥わかめと棒寒天と玉ねぎのみじん切りを加えます。
②冷蔵庫で8時間寝かせてヨーグルトの水分を吸わせます。
③そこにガラムマサラとオリーブオイルをかけて出来上がりです。
外国のサラダを食べているようでとても美味しいと言います。
海外でも、腸内細菌を増やすレシピが作られています。
ココナッツミルクの発酵食品
材料
ココナッツミルクの缶詰
乳酸菌のサプリメント
ヒートマット
①ココナッツミルクの缶詰をビンに開け、そこに乳酸菌のサプリメントを入れます。
※サプリメントがカプセルに入っている場合は、カプセルを割って中身だけ入れます。
②ヒートマットの上に20時間おいておけば出来上がります。
ヒートマットなどに乗せて、室温より高くすることがポイントです。
今回、「世界ふしぎ発見」の番組の企画でヨーグルト(300g)と野菜や乾物、オリゴ糖を20日間食べ続けた人たちが、腸内細菌が整えられ食事制限や運動をすることなく痩せたそうです。
腸内細菌を整えて健康になることを「育腸(いくちょう)」と言います。これからは、育腸を心がけたいですね。
病気のカギをにぎっている腸内細菌
腸内細菌のバランスが崩れると、うつ病や脳の老化、最悪はがんの発症をも引き起こすと言います。
それは、腸内細菌の働きで化学物質が腸内で作られ、それが血流とともに全身に回り、脳にも影響を及ぼすからです。
便微生物移植法
便微生物移植法とは、腸内環境の良い人(太りにくい人等)の便を移植する方法です。
健康な人の便を生理食塩水に混ぜ、ブレンダーにかけた物を内視鏡を使って肛門から入れ、大腸と小腸の境目の部分に注入します。
できるだけ長い時間良い細菌が腸にとどまれるように腸の奥の方に注入します。いずれは、カプセルを飲むだけで腸に注入できるようになるそうです。
便微生物移植法は、現在、偽膜性腸炎の治療に有効です。今後は、肥満、肝臓病、糖尿病、うつ病、その他100種類ほどの慢性的な治療に利用されるようになるそうです。
健康な人の便を移植することで病気が治る時代が来るのですね。