f群馬県富岡市在住の仏師(ぶっし)篠原昌子さんを訪ねました。

仏師(ぶっし)とは、日本における、仏像などの制作を担当する者に対する名称であり、 飛鳥時代においては、仏像制作技術を持った血縁集団が存在し、その長たる者を仏師と称していたそうです(Wikiより)

昌子さんは、現在83歳。55歳から仏像彫刻を始め、1年に一尊のペースで28年間彫り続けています。28年間やめようと思ったことは一度もなく彫ることが楽しくて仕方ないそうです。

今年平成25年、自宅で仏像教室を開き指導を始めました。83歳にしてお教室を開くきっかけは、強い要望があったからですが、そのエネルギーには頭が下がります。

指導することは、昌子さんの考えていた以上の結果で、「教える喜びと作者の喜びから派生した新しい活力と明確な目標が生まれた」と言っています。

私たち50代は、体力や気力、または生活環境の変化などから年齢を意識し始める年代ですが、昌子さんの「私は自分が歳を取ったと思ったことがないの」と言う言葉に勇気づけられます。

また、仏像を彫るきっかけは、ご主人が買ってくれた仏像の本だと言います。仏像が好きになり、全国の仏像巡りをしているとき、自分でも仏像を彫れることを知り、教室に通い始めたのが、55歳のとき。

55歳から新たなことを始めることに何の迷いもなかったそうです。すばらしいですね。私たち中高年へのエールだと思います。

もう50歳と思うか、まだ50歳と思うか・・・これはかなり個人差があると思いますが、「まだ50歳」と思って、前向きに生きていこうと
改めて再確認した取材でした。

[youtube]http://www.youtube.com/watch?v=b1rqbRhxdXc[/youtube]

取材の内容は、「輝き続けるシニア紹介」で詳しくご紹介しています。