最近、どうもやる気が起こらない・・そんなことを感じていませんか?やる気はどこから来るのでしょう。
やる気は、脳の線条体(せんじょうたい)と言う部分が司っているそうです。線条体(せんじょうたい)が眠っている状態や壊れているとやる気が出てこないと言います。
線条体は、報酬や快楽、やめようと思ってもやめられない癖などに重要な役割をしていると考えられています。
最近どうもやる気が出ないと思っている人は、実は、脳に異変が起きている可能性があると言います。それは、認知症や脳梗塞にも繋がりかねない危険なやる気の低下だそうです。やる気スイッチが壊れた状態ですね。
最近やる気が出ない方は、自分の脳の「やる気スイッチ」が壊れているかどうか、気になりませんか。それを見分ける方簡単なチェック法があるようです。
「ためしてガッテン」で、簡単な方法で「やる気」を取り戻す「脳のリハビリ」や「やる気スイッチ」を直ぐにオンにする方法をアスリートが伝授してくれました。
最近、やろうと思ってもなかなか行動に移せない自分に、これは「危険なやる気低下かも・・」とちょっと不安を感じていたので、是非チェックしてみたいと思います。
線条体の異常でやる気がでない
やる気が起こると、脳の線条体の部分が活発になります。この部分が、やる気をコントロールする部分です。
この線条体に異常が起こると、やる気がなくなります。やる気が低下してしまう線条体の異常は、線条体に脳梗塞を起こしている状態です。
この脳梗塞は、一般的な脳梗塞とは違い、意識を失ったり、手足がしびれたりと言う症状がないため、隠れ脳梗塞と言われています。
隠れ脳梗塞は、脳梗塞が小さいうちは発見されても、今から生活習慣を改善すれば大きな脳梗塞を起こすことなく、暮らすことができるそうです。
この線条体の隠れ脳梗塞のチェック法です。
①口数が減った
②気持ちの抑揚がなくなった
③回りが促さないと何もしなくなった
④好きなことに興味がなくなった
⑤将来計画や目標がなくなった
⑥高血圧である
線条体は、高血圧に非常に弱い部分だと言います。血圧が上140、下90以上の人は、要注意だそうです。
このような症状があれば、隠れ脳梗塞を疑い、受診するのと良いとのこと。やる気だけが落ちているなら、神経内科がオススメだそうです。
脳の検査は、症状が認められる場合は、MRIの検査で数千円(保険適応)、健康な人が念のために受ける場合は、脳ドックの費用は4万円くらいです。
やる気低下の原因は隠れ脳梗塞
ある男性49歳は、突然、動きたくない・人と話したくない・何もしたくないとやる気が低下してしまいました。初めは、ウツを疑いましたが、うつ病と違うところは、気分の落ち込みがないことだったそうです。
男性の場合は、この隠れ脳梗塞を起こしていたため、やる気が低下していることがわかりました。隠れ脳梗塞の治療を受けて、今では、やる気が満々だそうです。
また、ある男性は、リハビリを行うことで、やる気を取り戻したそうです。それは、ジグソーパズルと計算ドリル。番組で紹介された、このリハビリを行っている病院は、産業医科大学。
ジグソーパズルを完成させることで、「上手くできた、またやろう」という形で意欲が高まってくると言います。コツは、素早く達成できること。早い達成感が重要だそうです。
このリハビリは、成功体験を繰り返して、機能が残った部分の線条体を活性化させるのが目的です。治療は、リハビリと共に薬を服用することもあるそうです。
やる気スイッチをONにする方法
隠れ脳梗塞でなくてもやる気が起こらない場合ってありますよね。そんなときのやる気スイッチをONにする方法があります。
アスリート達がやっているやる気を出す方法を紹介してくれました。それは、「身体を動かすこと」と「力強いポーズ」。身体を動かし、呼吸を早めることも「今やる気が出てる!?」と脳に錯覚させる効果があり、やる気が出てくるそうです。
※身体を動かすのは、どんな動きでも可。身体を回したり、グルグル動いたり、手足をバタバタさせたり、自己流のダンスでも良いそうです。
力強いポーズをすると、テストステロンというやる気を出すホルモンが分泌され、線条体を刺激します。
大関琴奨菊は、取り組みの前に、このポーズをすることで、線条体を刺激させ、大関になれたと言います。
ポーズによって変わったのは、気分だそうです。気分って大切なんですね。気分を変えるには、身体を動かすことと力強いポーズ。やる気がでない時は、ぜひやってみたいと思います。