「一度寝てしまえば罪はない」といいますが、いびきと歯ぎしりは指摘されると気になってしまいますよね。
つい、友人と旅行にいくのも、ためらってしまいます。
実は、歯ぎしりには周囲の方だけでなく、自分自身にいろいろな影響を及ぼす「悪い歯ぎしり」があるそうです。
その悪い歯ぎしりは、「口破壊」タイプ、「全身破壊」タイプ、まったく音の出ない「隠れ歯ぎしり」というのがあるそうです。
さらに「良い歯ぎしり」もあるそうです。ホント、驚きですよね。
隠れ歯ぎしりで体調不良
口破壊をする歯ぎしり
口を破壊する歯ぎしりは、その強い力で、歯を磨耗したり破損したり、その影響で、全身にいろいろな症状を引き起こしてしまいます。
●ものを噛む力
ライオン 310kg
サメ 280kg
シェパード 200kg
チワワ 120kg
●悪い歯ぎしり
起きているとき 72.9kg
歯ぎしりしているとき 293.1kg
歯ぎしりの力はサメよりも強い力で、自分の歯を破壊していきます。
●良い歯ぎしり
起きているとき 34.5kg
歯ぎしりしているとき 27.4kg
これはよい歯ぎしりで、胃酸などが食堂に逆流する病気、逆流性食道炎を防いでくれるそうです。
歯ぎしりをすると、反射的に唾液がでて酸を中和してくれます。さらに、歯ぎしりの時間が長いと胃潰瘍の発生率が低くなるそうです。
・現代社会では、ストレスの発散にもなり歯ぎしりはしたほうがいいそうです。
・歯ぎしりは、血糖値や血圧を下げてくれる効果があります。
・子供の歯ぎしりはまったく心配ないそうです。
良い歯ぎしりと悪い歯ぎしりの見分け方
悪い歯ぎしりの人は、歯の下の部分に骨がポコッとでてしまいます。
この出っ張りを、上あごと下あご、鏡で見るか人差し指で触って確かめます。
①骨が隆起してポコッとでてないか
②歯の根元にくさび状欠損がないか
③朝起床時にアゴがだるくないか
上記の症状があれば、悪い歯ぎしりの可能性があります。
全身破壊歯ぎしり
まったく歯ぎしりをしない人が、実は眉間にシワをよせて、すごい力で歯を噛み締めていることがあるそうです。
この静かな歯ぎしりは、耳鳴り、首の痛み、腰痛、肩こり、視力低下、腰痛、膝の痛みなど全身に影響を及ぼしてしまいます。
この音がしない隠れ歯ぎしりかどうかは、良い歯ぎしりと悪い歯ぎしりの見分け方と同じ方法でチェックできます。
歯ぎしりの治療法
歯ぎしりは治らないので、マウスピースなどで悪い歯ぎしりから良い歯ぎしりに変えていくことがいいそうです。
また、歯のかみ合わせの治療などで改善することがあるそうです。
そういえば、スマホのアプリで「いびきレコーダー」や寝言レコーダー「Let It Sleep」というものが大ヒットしていました。
自分の寝ている間に何が起こっているのか・・確認してみたい方は一度、ダウンロードして試してみるのもいいですね。