不眠症と一言で言っても、色々なタイプと色々な原因があるようですね。
今回は、ためしてガッテンで紹介された下半身が「しゃっくり」のようにけいれんすることで、ぐっすり眠れないタイプの不眠症の症状をご紹介します。
むずむず脚症候群と同じように、しゃっくり足症候群も薬や食生活を改善することで改善するようです。
睡眠不足はフェリチン不足
下半身にしゃっくりが起きて不眠になっている人が、400万人もいるそうです。
睡眠時間をたっぷりとっているにもかかわらず、夜中に何度も起きてしまう、疲れているのに目がさめてしまう、昼間眠くてしょうがない・・。なぜ、睡眠不足になっているのか本人もまったく気が付かないそうです。
原因をしらべてみると、寝ている間に「びくんびくん」と1晩100回以上も下半身のしゃっくりがおきてました。この下半身の動きが起こる度に、脳を覚醒させてしまい睡眠不足になっていたのです。
このような症状の人は
・寝付きは良い
・夜中に何度も起きてしまう
・睡眠薬が効かない
という傾向があります。
このような下半身の動きは、睡眠中脊髄が興奮状態にあるためにおこります。脚のしゃっくり症状のことを、正式には「周期性四肢運動障害」といいます。
興奮の原因は、血液中にフェリチンが少ないためです。フェリチンとは、鉄をためる倉庫の役割をしており、脳に鉄を供給しドーパミンを増やし、脊髄の興奮を抑える役目があります。
チェック法と治療法
●しゃっくり脚症候群のチェック法
・自分でチェックする
1時間座ってリラックスして脚を伸ばしていると動く
・周囲の人にチェックしてもらう
20~60秒感覚で4回以上足が動く。(寝ている時布団を上げて確認します)
●しゃっくり脚症候群(周期性四肢運動障害)の治療法
・鉄分の補充
・ドーパミン受容体作動薬
鉄分の補充は、ほうれん草やヒジキなどを食べることです。それでも治らない人には、ドーパミン受容体作動薬が処方されます。ドーパミン受容体作動薬は、最初に飲んだその日に効果がある人もいるそうです。
脚のしゃっくりが、睡眠不足の原因とは驚きですね。心あたりのある方は、まず、鉄分を多くとることをはじめてください。