目が開けていられないと言う症状に見舞われたこと、ありませんか?
それは、もしかして「眼けん けいれん」かもしれません。
目が開けにく病気に、
・ドライアイ
・眼瞼下垂
・眼けん けいれん
などがあります。
眼瞼下垂は、目に1g、2g、3gの重りをつけて目が開けづらいがどうかで判断します。
なかなか診断が難しいのが、「眼けんけいれん」です。
あさイチで紹介された女性の例
あさイチで紹介されていた女性(62歳)は、ある日、上まぶたと下まぶたがくっついてしまったような感覚に見舞われ、目が開けづらく感じました。
目が乾く感覚にも襲われ、受診したところ「ドライアイ」と言われました。
まぶしさも感じ、目を開けていられないこともあり、他の病院も受信しましたが、どの眼科も「ドライアイ」または「原因不明」と言う診断でした。
目の異常を感じて3年後、運転中に事故を起こしてしまいます。
運転中に異常なまぶしさを感じ、目を開けていられなくなり思わず目を閉じてしまい、ブレーキを離してしまったそうです。
まるで、スポットライトが自分の目に飛び込んできた感じだったと言います。
その後、兵庫医科大学の眼科を受診し、「眼けん けいれん」と診断を受けました。
本当の病名が分かってホッとしたそうです。
「眼けん けいれん」は、ボツリヌス毒素注射で治療します。
これは、3か月~4か月に一度、目の周りにボツリヌス毒素を注射し、それを継続させます。
麻酔はしませんが、ハリが細いため痛みはあまり感じないそうです。
女性は、3か月~4か月ほどの注射を継続したところ、自然に普通の生活に戻れました。
今は、まったく問題なく目を開けていることができるそうです。
眼けん けいれんの初期症状
・まぶしい
・目がかわく
・まばたきが増える
・まぶたが自然と閉じてしまう
眼けん けいれんを家庭で簡単にチェックする方法
●15秒間まばたきをします(なるべく速く)
●まばたきをしているうちに、他の部位(例えば口や頬や眉毛など)が一緒に動いてしまうと「眼けん けいれん」が疑われます。
原因不明の目の違和感で悩んでいる人は、眼科を受診した際、「眼けんけいれん」をたずねてみると良いですね。