いろんな情報を見て、いろいろ試してみたけど一向に便秘が改善しないという方も多いかと思います。

お腹が張って苦しくなって、どうしようもなくなって飲む下剤で七転八倒し、こんなこと繰り返して大丈夫?と思ってしまいますよね。

実際、便秘は腸内の環境も悪くし、お肌にも健康にもよくないといいますし・・・。落下腸?大腸のねじれ?とにかく、この長年の悩みからなんとか解消してほしいですよね。

快便

便秘改善は食物繊維を食べるのが一番と思っていたら、大きな落とし穴があり、逆効果になることもあるようです。

食物繊維には、不溶性食物繊維と水溶性食物繊維があります。

不溶性食物繊維は、ごぼう、ブロッコリー、さつまいも、大豆類、きのこなどで、保水性があるため便を腸内で膨らませ腸を刺激し、ぜん動運動を起こさせます。

水溶性食物繊維は、りんご、みかん、玉ねぎ、海藻類などで、腸内細菌のエサになったり、水にとけて便を柔らかくして体外排出を促します。

便秘の解消に、食物繊維をとればいいと思っていると、実は、便秘にとっては逆効果になってしまうことがあるので注意が必要です。

腸の動きに快適な人には、どちらの食物繊維でも問題ないのですが、腸の動きがうまく機能していない人が、不溶性食物繊維を多くとると便が膨んで、逆に腸内に便をつまらせてしまうことになります。

腸のぜん動運動うまく機能していない人とは、「けいれん性便秘」の人です。痙攣性便秘は、自律神経の乱れにより、腸が過剰に反応したり痙攣して動かなくなったりを繰り返す症状をおこします。

腸の動きが活発なときには水分が吸収できず下痢、痙攣し滞留しているときには便秘となります。ストレスが原因と言われ、一般的に男性が多く、放っておくと「過敏性腸症候群」になってしまいます。

便が体内にたまると、ガスを発生させお腹が張ってきたり、最悪、腸細胞を傷つけてしまうこともあるとか・・・。

「便秘には食物繊維」とばかり、野菜ならなんでもOKと思っていると大変なことになってしまうのですね。

私は、毎日、水溶性と不溶性食物繊維を用意するのもちょっと大変なので両方がバランスよく入っている便秘解消サプリメント【どっさりマジック♪】を、便秘対策とアンチエイジングを兼ねて利用しています。私には合っているようで、なかなか調子がいいですよ。

また、排便が楽になる簡単ポーズがあるそうです。日本人と西洋人の直腸部分の角度が違うため日本人は、洋式便器では腸が斜めになってしまい便が出にくいそうです。長年、和式便所で生活してきたからでしょうか・・。

そこで、便器の下に足台をおくか、つま先立てて前かがみになると腸が垂直になり便がでやすくなるそうです。快適な便通は、美容や若さをキープするためにも大切なものです。

ためしてガッテンを見て、しっかり便秘対策をとっておきたいですね。

便秘対策に食物繊維が逆効果 ためしてガッテン

女性に便秘が多い理由は、女性ホルモンが大腸の動きを抑えるためだそうです。

そのため男性には便秘の人は少ないのですが、60歳過ぎから男性便秘がどんどん増え、80歳になると女性を越えてしまいます。

実は、これは男性の勘違いだそうです。便は2~3日に1回でれば便秘ではないそうです。

男性の場合には、若い時は毎日排便していたので便は毎日出さなくてはならないと思っている人が多く、毎日でないと便秘だと思いこんでしまうそうです。

通常食べてから便になるまで、長いと3日かかり、排便は週に3回、2~3日に1回でOKと思ってくださいとのことです。

また、便秘の人にオススメなのは、排便日誌。記録をとっておくと、どのタイミングで薬を飲んだらいいかがわかるそうです。

さらに気をつけたいのが、食物繊維のとりかたです。高齢になると腸の機能が低下し、腸の動きも鈍くなってきます。

食物繊維の不溶性のものを多くとると、腸の中で滞留してしまい、どんどん水分が失われて、便がソフトボール位の大きさまでなってしまうことがあるそうです。

食物繊維には、不溶性、水溶性、両方含んだものがあるので、バランスよく摂取してください。

●水溶性食物繊維
キャベツ、かぶ、春菊、玄米、大豆

●水溶性食物繊維
大麦、エシャレット、わかめ、ひじき

●両方
じゃがいも、ごぼう、キウイ、プルーン、納豆

便のじょうずな出し方

便をするとき、姿勢を工夫すると便通がよくなります。

①前かがみになると直腸と肛門の角度が真っ直ぐになり排便しやすい。

②さらに、かかとを持ちあげるか、不安定な人はお風呂の椅子などを、便器に下において台座にすると腸がまっすぐになりいいそうです。

便秘をスッキリさせるには、便秘薬の過剰摂取をやめて、毎日排便しないといけないという排便神話をすてることだそうです。

几帳面な人ほど、便秘になりやすいそうですので、気をつけてくださいとのことでした。