便秘の専門外来で、今まで2万人の便秘患者の診察をしてきた順天堂大学 小林弘幸先生。
なんと患者さんの90%の方の便秘が解消したそうです。今、先生の診療を受けるには「診察5年待ち」だそうですよ。
便秘の原因のほとんどは、副交感神経の働きが弱ってしまうことにあると言います。
副交感神経は、胃や腸など内臓の働きを コントロールします。
つまり、副交感神経の働きが弱ってしまうと、 腸のぜん動運動も弱くなってしまい、 結果、便を押し出せず便秘になってしまいます。
腸にとどまった便は、水分が失われて、さらに 固くなり出にくくなるという悪循環に陥ってしまいます。
別番組で、小林先生が教えてくれた副交感神経を高める方法は
①朝起きたら1杯の水を飲む
②息を1吸って2倍の長さで吐く
③38~40℃のぬるま湯に15分半身浴を行う でした。
そして、今回、「超簡単便秘解消法」を教えてくれます。快便は健康の元、悩める方は必見ですね。
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便秘が悪化すると血液に影響し、全身に汚い血が回りだし体にいろいろな不調をきたしてしまいます。
ほっておくと1ケ月もでない人もいて、溜まっていくと吸収されず最終的に下痢のような症状になるそうです。
●どうして便秘になるのか
ストレス、睡眠不足などで副交感神経が下がってしまい、腸のぜん動運動が低下し便が停滞してしまいます。
そうすると悪玉菌が増え、さらに腸の動きを悪くするという悪循環になってしまいます。
●正しい予防策は・・
○朝一杯の水
△食物繊維
食物繊維には、水に溶けやすい水溶性と、そうでない不溶性のものがあります。便秘の人が不溶性の食物繊維をとると、逆に悪化することがあります。
△不溶性・・ごぼう、豆類
○水溶性・・海藻類 キウイ
×下剤だけに頼る
【小林弘幸先生の1分でスッキリ簡単エクササイズ】
①腕を伸ばして手首を交差させる
②息を吐きながら前屈します
③息を吐きながら腸を左右に傾ける
④腰から身体を大きくまわす
朝夜1回ずつすると、腸が活性化し便秘が改善します。