肩こりは、日本の国民病。吐き気やめまい、頭痛、だるさ、色んな症状を引き起こし、これだけポピュラーなんだから、なんとかしたいものですが・・・。
仕事ではパソコンに向かい、忙しくて運動不足になり、休まることのない毎日に肩がこる原因ばっかりで、あきらめている方もたくさんいらっしゃいます。
しかし、この頃、「肩こりは治る・・」の情報がテレビや雑誌で頻繁にでてくるようになりました。
【肩こりはなぜおこるか】
①首や肩の筋肉の血管に十分な血液が流れなくなる
②筋肉が酸欠状態になり、乳酸などの老廃物がたまる
③それが刺激となって、筋肉の細胞から発痛物質が出ててくる
④それが、神経を刺激しこりや痛みが生じるようになる
という経緯で起こります。ですから、肩こりの解消には血行改善が大切です。
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首都大学東京 理学療法 竹井 仁教授のアドバイス
肩こりを解消するには、腕のまわりの筋肉をしっかり動かすことが必要。つまり、肩甲骨をしっかり動かすことがポイントとなります。
肩甲骨には首肩腕からなる11の筋肉がつながっています。肩甲骨を動かすとそれがポンプとなって、肩周辺の血行がよくなる。結果、肩こりが解消します。
【肩こりの悩みを解消するポイント】
●肩甲骨を意識して動かすこと
●普段の動きより、もうひと踏ん張りして動かす領域を拡げること
●日常生活のなかに取り入れて毎日続けること
【番組主治医がススメる肩こり解消法】
①おうち水泳・・個人メドレーのようにバタフライなど
②乾布摩擦・・タオルを使って前から背中にまわし乾布をする
③寝たままバンザイ・・リラックスして寝たままの姿勢でバンザイをする
④窓拭き体操・・窓を大きく背伸びするように拭く動作をする
⑤まえけん体操・・広島 前田健太投手のよくやる肩と腕を動かす体操
どれもが、今ひとつ大きな領域を動かすのがコツだそうです。その他ビタミンB群の食品が含まれている、豚肉、鶏レバー、かつお、マグロ、玉ネギ、ねぎ、ニンニクなどをよくとるといいそうです。
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【番組外の情報】
筋肉が運動している時には、血液が勢い良く流れますが、デスクワークなどで筋肉の緊張状態が長く続くと、血行が悪くなり、肩こりを引き起します。
筋肉への酸素不足を招く原因はいろいろです。代表的なものは、同じ姿勢を長時間続けていると筋肉が緊張したままになり、血液の循環が悪くなります。
その他、首の骨の異常、眼の疲労、歯のかみ合わせや歯周病、ストレスなどが起因している場合があります。また、なで肩、猫背、肥満、極端なやせ型の人が肩こりになりやすい体型ということです。
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NHK 名医にQ でも肩こりを特集してましたので、このサイトで紹介してます。
このページの右サイドバーにある
「名医にQ 肩こりを治す最新治療法IMS」を参考に見てくださいね。