雨が降ると古傷や関節が痛む、頭痛がすると天気が崩れるなど、天気と痛みの関係は、昔からよくいわれています。リウマチの方には、梅雨時はとってもつらい季節ですよね。

なぜ、天気が崩れると、頭痛、腰痛、肩こり、関節痛が起こるのでしょうか。それは、気圧と気温が関係しているようです。

人の身体は、いつも気圧で身体の外から押されています。気圧が下がってくると、身体内部の圧力の方が大きくなってしまい神経が他の器官に触れたり、痛みやかゆみの原因物質ヒスタミンが活性化されるようになるそうです。その結果、痛みがでるようになります。

また気温が下がると、血管が収縮し血液やリンパなどの体液の流れが悪くなり、関節の周辺に疲労物質がたまってしまって、痛みが増すのだそうです。

予防策は、外出を控え、身体が冷えないようにすること。クーラーのドライ機能で除湿を行うこと。ただし、冷えすぎないように注意が必要です。

また、服装を調整したり、サポーターを使って関節を温めたりするのも効果があるようです。ぬるめの風呂にゆっくり入るのも良いですね。

このような天気に関係する痛みを「天気痛」というのだそうです。健康医療器メーカーのテルモでは、「テルモ健康天気予報」で関節痛、熱中症、紫外線などの週間予報をWeb上で発表しています。

旅行や外出の計画に参考にされてみてはいかがでしょうか?