脂肪肝と聞いても、お酒飲みの男性、太った人のものという先入観があり、あまりピーンときませんよね。

実は、今最も危ないのが、中高年女性の脂肪肝だそうです。

40代以上の中高年女性が危ない理由は、女性は男性より小さいこと。閉経により、余計に肝臓に負担がかかるようになっているためです。

原因は菓子パンやチョコレートの食べすぎです。菓子パンやスイーツには糖質が大量に含まれているため肝臓に中性脂肪として蓄積してしまいます。

さらに肝臓の機能を守るためのエストロゲンが閉経により減少します。

中年女性の脂肪肝

脂肪肝とは、肝臓の内部に中性脂肪が入り込んでしまう状態。つまりファグラになってしまいます。

脂肪肝は、アルコール性と、非アルコール性があります。怖いのは非アルコール性脂肪肝、NASH(ナッシュ)。

女性の場合、一般的に男性より肝臓が小さく更年期の年齢になると、運動量も減り家にこもり間食が多くなり脂肪肝になりやすくなります。

また、肥満、糖尿病、脂質異常症、高血圧などの生活習慣病があると、さらに脂肪肝になる傾向が高まります。

脂肪肝は、ほっておくと肝臓が繊維化し、脂肪肝炎、肝硬変、肝臓がんへの進行していく怖い病気です。

脂肪肝は、肝臓ガンになる割合は2割、その他、糖尿病や動脈硬化になる可能性が非常に高くなります。

自覚症状は・・

・体がだるい
・食欲がない
・ひえ
・肩こり
一番の問題は自覚症状がないことだそうです。

チェック方法

1.朝食を食べない
2.夜食を食べる
3.間食をする
4.果物を食べる
5.一品物どんぶりものが多い
6.食べるのが早い
7.食べ残すことが多い
8.睡眠が少ない
9.体型が変わった
10.エスカレータを使うことが多い

早いうちにチェックして、予防しておきたですね。
チェック数の多い人は、すぐに病院へ行って検査を受けてください。

非アルコール性脂肪肝炎の検査は、

(1)血液検査(ALT(GPT)/AST(GOT)/血小板)
(2)超音波検査で診断
(3)肝生検(肝臓の組織を直接調べる)
で調べます。

ALT(GPT)30以上は脂肪肝 20以上も要注意。ALTが少なくても中性脂肪(TG)150以上の人も危ないそうです。

食事の改善ポイント

・炭水化物(糖質)を取り過ぎない(ごはんやぱん)
・野菜やきのこをたくさん食べる(1日350g)野菜から食べる
・身体を温める食材を使う(しょうが、にんにく、とうがらし)

食べたい食材

おさかなすきやね(オサカナスキヤネ)
オ:オリーブイオイル
サ:魚
カ:海草
ナ:納豆
ス:酢
キ:キノコ

注意するのは、低栄養性脂肪肝(ダイエット脂肪肝)。

炭水化物などの糖質を極端に少なくすると、逆に肝臓が体全体から糖質を集め蓄えてしまい、食べてないのに脂肪肝になってしまいます。

ちょっと運動不足や、太り気味を自覚している方、今回の情報で気になるとこがあった方は一度調べてもらったらいいかもしれませんね。