最近、非常によく耳にする「認知症」。できるなら認知症になりたくないと誰もが思いますが、4人に1人が認知症になる時代。決して他人ごとではありません。

そんな中、駆け込みドクターでは、認知症の予防や改善に効果のある飲み物や食品が紹介されました。

認知症の予防や改善に効果のある飲み物や食品とは

認知症の予防に効果のある飲み物は、ワイン。ワインをグラスで3杯ほど毎日飲んでいる人は全く飲まない人に比べ、発症率が4分の1に低下するそうです。

ただし、飲み過ぎには注意が必要。アルコールに弱い人や普段飲まない人、顔が赤くなる人は無理して飲む必要なありません。

そのほか、乳製品や緑茶にも認知症を予防する効果があるそうです。(※コーヒーや紅茶では、効果があることはまだ証明されていません。)

EPAやDHAを多く含むアジやサバ、イワシなどの青魚に含まれる脂。

ビタミンE・C・βカロチンを多く含む緑黄色野菜。

治る可能性のある認知症

治る可能性のある認知症とは、慢性硬膜下血腫と甲状腺機能低下症です。

慢性硬膜下血腫は、尻もちをついたり、頭をぶつけたりするとその衝撃で脳の血管から出血し、脳を圧迫することで脳の血流が悪くなり脳の機能が低下し、認知症のような症状が起こります。

慢性硬膜下血腫とは、硬膜と脳を結ぶ血管が切れて出血し、その血がゆっくりと塊になることです。

物忘れのほか、頭の芯が割れるような痛みや日中の強い眠気、歩きづらいと言うような症状が現れます。手術により血腫を取り除くと、症状は改善します。

血液の塊の原因となる、血小板や血液の凝固因子などの働きを抑える薬を、飲んでいても起こりやすくなると言います。

また、甲状腺機能低下症でも認知症の症状が出ることがあります。めまいやむくみ、冷え性など様々な体調不良が起こり、無気力・無活動などの「認知症状」が起こる可能性もあります。薬でホルモンを足していけば、症状は治まると言います。

アルツハイマー型認知症と間違われ、間違った治療を受けるとかえって悪化する場合もありますので、きちんと検査をすることが大切だと言います。