最近の研究で、認知症になると、嗅覚が弱くなることがわかってきたそうです。

そこで、アロマを使って嗅覚を刺激したところ、認知症の進行を遅らせたり、物忘れ症状の改善など、多くの効果があることがわかってきました。

この方法は、アロマ療法と呼ばれ、日本の認知症研究家の第一人者である浦上克哉教授が研究しました。家庭でも簡単にできることから、今、大変注目されています。

ポイントは、日中と夜は違ったアロマを使います。日中は、ミント系のアロマ、ローズマリーとレモンをブレンド。比率は、ローズマリー2滴、レモン1滴の割合。

午前中に2時間以上嗅ぐといいそうです。強い刺激で脳がをシャキッとさせ、記憶力や集中力を高めます。

夜は、リラックス効果のあるラベンダーとスイートオレンジをブレンド。比率はラベンダー2滴、オレンジ1滴の割合。眠る前に1時間ほど嗅ぐと興奮を和らげ、ゆっくり眠れるようになります。

また、脳が回復する飲み物があるそうです。それは、コーヒー、緑茶、果物ジュース、ワインなどのようです。

アロマは、香りもいいので家庭で手軽に楽しめます。

価格もピンキリ、安いのは100円ショップなどでも売ってますが、品質的に、ちょっと心配ですよね。

脳に直接刺激を与えるものですから、品質、成分にも気を付つけたいですね。

アロマセラピーによる認知症治療効果

認知障害は、はじめに嗅覚障害がおこりそれから海馬の障害が起こってきます。

海馬がやられると記憶力の低下、物忘れが起こります。まだ、海馬の神経がやられてない段階でアロマセラピーによる治療は効果的です。

認知症の高齢者28人にアロマセラピーを実施したところ11人に大きな改善が見られたそうです。

昼・・レモンとローズマリーカンファー

夜・・スイートオレンジと真正ラベンダー

認知症の方は、昼夜逆転してしまので、夜リラックス効果のあるアロマを使います。

この治療を続けたところ、夜中に大声を出す症状も緩和されたそうです。

認知症のリスクを上げるもの

①過度の飲酒・・記憶を失う人が要注意。

②タバコ・・脳へ行く血流が減ります。

認知症のリスクを下がるもの

①乳製品・大豆製品・・カルシウム、マグネシウムに予防効果

②緑茶・・カテキン、テアニンに予防効果。1日3杯以上飲むといいそうです。

③ワイン・・毎日グラス3杯飲んでいる人は発症率が1/4に

④青魚・・毎日食べている人の発症率は1/5

⑤野菜・・ビタミンE・βカロチンが認知症のリスクを抑えます。