今、人間の最後の未知領域である脳の機能が,、どんどん解明されつつある時代になってきています。

年齢と共に壊れていくとばかり思っていた脳の神経細胞も刺激を加えれば、何歳になっても再生できることがわかってきました。

これは、私たちの年代にとっては、まさしくグッドニュース。現状維持どころか、やり方にひとつで再生していくわけですから、これからは脳のアンチエイジングですね。

でも、新しい神経回路をつくるためには、コツがあるようです。

マウスの実験では、好きなことをさせると、新しい神経回路がつくられるが、嫌いなことだとまったくつくられない記事を見たことがあります。

人間の場合には、「ひらめきウォーキング」が脳を活性化させ、新回路をつくるようです。
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群ひらめきウォーキングで脳を活性化

群馬県の高崎市では、「ひらめきウォーキング」を実践し、脳の活性化の効果を上げているそうです。ひらめきウォーキングとは、散歩しながら、俳句をしたり写真をとったり楽しみながら散歩をします。

例えば、お花がテーマなら、花の色やニオイや思い出などなんでもひらめいたことを話しながら歩きます。一人がひらめくと、その言葉からまた誰かがひらめく・・そうすることで、脳を刺激するそうです。

その結果、物忘れが減った、ボケっぽいのが治った記憶持ちがよくなったと、どんどん脳が活性化してきたそうです。このひらめきが「やる気スイッチ」となっていて脳を活性化していきます。

手を動かし続けることが脳活性化のポイント

脳には忘れたと思っている記憶も実は入っているそうです。ひらめいた瞬間に、脳が刺激され回路がつながります。

自分が年だと思ったとき、老いがやってきます。人は気が抜けた瞬間に、一気に老化してしまうのだとか・・。ですから、年をとっても気を抜かずやる気を保ちつづけることが大切だそうです。

脳活性化のポイントは、脳の神経細胞をつなぐシナプスです。普通は、年を重ね神経細胞が死んでしまうと、それをつなぐシナプスも死んでしまいます。

しかし、新たな刺激を与えれば、残ったシナプスが太くなり情報のやりとりが復活し、脳の老化をストップできることがわかってきました。

また、脳を元気にする重要なポイントは「手」にあるようです。手のを使う仕事は脳を刺激し続け、シナプスをつなげていくそうです。

そういえば、職人さん、画家、書家、工芸家の皆さん、頭はいつもシャープ、その動きも無駄がなく、第一級の芸術を生み出していますよね。

今からでも遅くありません。皆さん手に職をつけ脳を活性化させましょう!