立ちくらみやふらつきは誰にでも経験はありますよね。特に、更年期になると同様のいろいろな症状がでてきます。
あまりにも身近な症状のため、貧血気味かな、更年期障害かな・・など自己診断し病院にもいかないでいる方が多いと思います。
しかし、突然意識を失い、命の危険に及ぶ怖い病気が隠れれていることがあるので要注意です。
特に中高年になってから、立ちくらみやふらつきが起きる病気で、動脈硬化により血管が狭窄して、一時的に脳に血流が送られなくなる一過性脳虚血発作があります。
この時、手足のしびれや麻痺、言語障害がおきますが、数分から24時間以内に症状が消失するのですが、やがて脳梗塞を起こす前触れ症状として知られています。
また、めまいは、メニエール病、高血圧、脳腫瘍、頸椎症、月経困難症、心身症、うつ病など様々な原因で起こります。
番組では、「かくれ低血圧」について紹介してくれました。はたした、かくれ低血圧の原因は何なのでしょうか、また、「かくれ低血圧を防ぐ」には、どうすればいいのでしょうか?
ふらつき 立ちくらみは、若いころ頃から、すぐに治るからと、病院に行かない人がほとんどす。
100人中87人がふらつき 立ちくらみの経験者、でもその中で9割の人が病院へ行ってません。もしかすると命に関わる病気の可能性があります。
この病気は普通の検査や健康診断では見つからない、医者泣かせの病気だそうです。
その危険で厄介な病気とは「かくれ低血圧」です。
日常生活のあるときに、起こり失神してしまうことがあるそうです。階段、道で、お風呂で、トイレで、駅のホームで起こったらと考えると怖くなります。
普段の血圧は高めか正常なのですが一時的に低血圧になってしまい人によっては、50近くも血圧が下がってしまうそうです。
本人も医者もまったく気がつかないため、やっかいだといいます。
「かくれ低血圧」は、立ち上がったときに起こる「起立性低血圧」、食事をしたときに起こる「食後低血圧」、トイレで用を足したときに起こる「排尿後低血圧」があります。
いずれも、急に血圧が下がり脳へ血液がいかなくなり、最悪は気を失ってしまうことがあります。
さらに、お風呂に入っているとき、お酒を飲んだとき、高血圧の薬の飲んだ後なども血管が拡がり起こりやすくなります。
立ちくらみが起こった時は、頭を下げてしゃがみこんむと頭に血流が流れ回復します。
かくれ低血圧の原因
通常、自律神経が正しく働くことで、血圧の流れを調整していますが、自律神経が乱れ正しく働かない人は、この調整がうまくいかず立ち上がった時に、脳に血液不足引き起こしてしまいます。
●自律神経が乱れる要因
加齢、ストレス、遺伝的な体質、多量の飲酒、喫煙、過労、病気など
●そうならないためには
じゅぶん睡眠をとる、 過労を避ける、規則正しい生活、リラックスする
●カンタン自律神経チェック
①ストレスを抱えることが多い
②仕事や勉強に集中できない
③気持よく起きられない
④イライラしやすい
⑤肩や首筋がこる
⑥常に身体がだるい
⑦目が疲れやすい
⑧やたらに汗をかく
⑨頭が重かったり頭痛を感じる
⑩気候の変化が体調に影響する
チェックの数が
0~1 特に問題なし
2~3 少し負担がかかっている可能性
4~7 要注意
8以上 休養をとり場合によってはお医者さんへ
●主治医が進める自律神経を働かせる方法
・気合を入れる
・ちょっと余裕を持ってどっこいしょと立ち上がる
・少し鍛える 安易に西洋薬に頼らない
・起床時にコップ2杯の水を飲む
・感情を顔にだし表情筋を動かす
喜び、悲しみ、驚き、恐れ、怒り、安らぎ、全身と動きと合わせるとよ効果的です。循環器内科か神経内科を訪ねてください。