実録世界のミステリーで紹介されていた何気ない日常生活の中に潜む病原菌。

一般的にはそれほど心配はありませんが、体力が低下している人や高齢者は、感染源に近づかないようにしたほうが良いですね。

クリプトコッカス症

散歩中、知らないあいだに感染している怖い病があります。クリプトコッカス症と言う、カビの一種のクリプトコッカス菌に感染することで発病します。

この病気にかかると、頭痛、発熱、無気力、昏睡、人格変化、記憶障害などが起こり、菌が脳に飛ぶと死にいたることがあります。

番組で紹介された女性は、毎日の散歩中に感染したとのことです。感染源は、散歩の途中でよる神社の鳩でした。

鳩の糞が地面に落ちると、土壌にいるクリプトコッカス菌が糞に集まってきます。クリプトコッカス菌は鳩の糞を好みます。

この糞が乾燥して空中に舞い、それを吸い込んでしまうとクリプトコッカス症を発症します。

高齢者や免疫が低下した人は感染しやすいので、できたら鳩のいる所には近づかない方が良いそうです。

アスペルギルス症

家の改築やリフォームした時に、壁紙の裏などに潜んでいたカビの一種であるアスペルギルス菌が大量に空中を舞い感染する感染症。

ある日、血性痰、喘息、肺炎、副鼻腔炎などを発症し、脳に飛ぶと脳膿瘍を起こす可能性があります。

番組で紹介された女性は、子供の頃、結核を患った経緯がありそのような人は注意が必要のようです。

ノカルジア症

ガーデニングなど土いじりをした時に、手などに傷を負うと土壌に潜むノカルジア菌に感染する感染症。

数ヶ月に及ぶ咳や発熱の症状が現れたり、膿性痰、食欲不振、全身衰弱などの症状が起こります。

ノカルジア菌は空中に浮遊しても空気感染する可能性があるので、先天的に免疫力が弱い人は、ガーデニングは避けたほうが良いとのことです。

どちらにしても、土いじりのときは、手袋をするのが鉄則だと言うことです。