ジョギングなどでちょっと負担をかけた翌日に、ひざの内側や外側が痛むことがありますよね。
一度痛みだすと1ヶ月ほど痛がとれず、足をちょっとひきずるような生活を強いられます。
若い頃には、膝が痛むなど考えたこともなかったのに・・、本当にちょっとしたことで身体って壊れてしまうんですよね。
最近のジョギングブームで、若い人でもヒザ痛に悩む人が増えており、今や日本人の5人に1人がヒザ痛に悩んでいるそうです。
60歳以上の高齢者に限定すれば、ほとんどの方がヒザに何らかの違和感を感じているのではないでしょうか。
そんなヒザ痛に悩む人に、日本の人工関節手術でトップを走る整形外科医、杉本和隆医師と病院の紹介です。
人工関節の手術はかなり大変な手術
ひざを痛めると外出するのが嫌になり、部屋に閉じこもるようになってしまいます。
経験した人ならわかりますが、ひざの痛みは家の階段さえ嫌になるくらい辛いものなのです。
痛みは、軟骨のすり減りや、変形、外部からの衝撃などにより、関節内の骨が損傷しておこります。
手術により関節内の損傷した部分を修復することで、ある程度は改善することができます。
それでもダメな場合には、人工関節に置き換えるという手段(人工膝関節置換術)しかなくなってしまいます。
人工関節は、セラミックやポリエチレンなどで人工的に作られた関節で、膝関節と同じように機能するようにできています。
自分の関節を人工関節に置き換えると痛みから開放され、また歩けるようになります。
人工関節の手術は、膝関節の全部の交換となるため、関節部を大きく切り開くという、かなり大掛かりな手術となります。
そのため、身体に負担がかかり細菌感染などの合併症も起こりやすく、手術には細心の注意が必要とされてきました。
身体への負担も少なく回復が早いMIS手術
人工関節の手術において、皮膚の切開をできるだけ小さくして、筋肉などへの負担を最小限に抑える「MIS QS(エム・アイ・エス キューエス)という最新の手術法があります。
MISによる手術は、皮膚切開が極めて小さく、筋肉切除を一切しないため、痛みが少なく回復も早いという多くのメリットがあります。
この手術をするには、専門的な知識と高度な医療技術、バイオクリーンを保つ最新の設備が必要となります。
MISによる手術を行うには海外研修を経て技術を習得することが必要で、日本では、まだ40名ほどしかいないそうです。
そのMIS手術の日本の第一人者として活躍しているのが、苑田会人工関節センター病院 院長杉本和隆医師です。
日本の人工関節手術の第一人者 杉本和隆医師
杉本医師は、1995年日本大学医学部卒業後、2003年NYの権威Dr.Triaに師事し、最少侵襲手術 Minimam Invasive Surgery(MIS) を徹的に学びました。
そして2010年、MISによる人工関節手術を提供するため、東京都足立区に「苑田会人工関節センター病院」を開設します。
杉本医師のMISによる手術は、バイオクリーンに保たれた手術室で、サージカルヘルメットという宇宙服のような術着を被り行われます。
患者への細菌感染を徹底的に防ぐためです。この手術法により、これまで4000例に及ぶ手術を行ってきて、院内感染はゼロだそうです。
また、手術だけでなく術後のリハビリを行う専門施設を設けており、機能回復まで一貫してフォローしてくれます。
横綱白鳳関のひざを回復させた高度な医療技術
杉本医師は、「BestDoctors in Japan 2014-2015」にも選出されており、プロのスポーツ選手から高齢者まで、膝関節の痛みに悩む人を支えています。
ヒザ痛に悩む、大横綱白鳳関のひざを回復させ、優勝させたドクターとしても話題になりました。
そんな、杉本医師の活躍が、NHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」『歩くしあわせをもう一度 整形外科医・杉本和隆』(10月23日)でも放送されました。
番組では、患者さんに寄り添いながら全力で治療に挑む杉本医師の姿と、尊敬する整形外科医である祖父との絆などが紹介されました。
杉本医師の病院 連絡先
医療法人社団 苑田会 苑田会人工関節センター病院
〒121-0064 東京都足立区保木間1-21-10
電話番号 TEL 03-5831-1811(代)
※初めて受診される方は、03(5831)1843に電話をし、診察の予約が必要なようです。