年齢を重ねると、多かれ少なかれ関節痛に悩まされる人が増えますね。関節の痛みに悩んでいる人は、全国に880万人もいるそうです。
単なる老化と思っていた関節痛に、リウマチなどの重大な病気が隠れていることがあります。
リウマチは始め、手のこわばりや関節痛などから始まりますが、重度になると日常生活が送れないほどの痛みや、関節が曲がるなど機能障害が進みます。
関節リウマチは、圧倒的に女性がなりやすく、女性ホルモンが免疫系を活性化させるために起こると言われています。ホルモンバランスの変化が原因だとも言われています。
そこで、誰でも一度は経験する関節炎とリウマチとの簡単な見分け方です。
まず、関節の痛みや違和感ですが、一般的な関節炎は、第一関節に痛みが出ることが多く、関節リウマチは、第2、第3関節にも痛みが出ます。
痛みや違和感がでるタイミングですが、一般的な関節炎は関節を動かす時に痛みが強く出るのに比べ、関節リウマチは、朝起きたときや動かし始めに痛みが強くでるのが特徴です。
関節の腫れ方では、一般的な関節炎は、関節を触ると硬さを感じますが、関節リウマチは、関節を触るとブヨブヨして弾力が
あるようです。
現在、関節リウマチに関しては、良い薬がどんどん出ています。患者さんに合った最適な薬を選ぶと、リウマチによる関節破壊を早い段階で食い止めることも可能です。
たけしのみんなの家庭の医学と言う番組に出演されていた慶応義塾大学医学部リウマチ内科教授の竹内勤先生が色々と説明されてましたね。
患者さんのDNAを調べて最適な薬を割り出す治療法を行っている病院は、全国で10か所ほど。
治療費は、DNAの検査に1回10万円ほど(保険適応外)、最新の薬による治療が、年間50万円ほど(保険適応)かかるそうです。