がん患者の治療の選択や生活の不安など闘病生活を支えるピアサポートが注目されています。
東京都立中央図書館の「闘病記文庫」と言うコーナーに、病気になった人の闘病記が1600冊ほどあります。疾病ことに細かく分けられています。
生活の悩みは医学書にはなく、医師にも聞きにくいということで、先輩患者の声や経験談を聞きたい、前向きに生きたいという人が利用しているそうです。
また、癌の経験者が、現在同じ苦しみに悩んでいる人の励みになればと、「がんピアサポーター」になっています。
「ピアサポートよこはま」には、ピアサポーターを養成する試みが始まっています。サポーターになるのは、専門的な知識も必要。癌のビデオ講習などがあり、癌の医学的知識のほか、薬の副作用、代替治療、緩和ケア、転移・再発など色々なことを1年かけて学びます。
草の根的に始まったピアサポートですが、厚生労働省でもより質の高いピアサポーター育成を目指し、研修プログラムを策定しました。
がん患者を救う先輩患者の声、患者目線の支援が始まっているようです。