25歳を過ぎた頃から、シミ、シワ、ホクロなどが、顔にいらないものがポツポツとでてきますよね。一生懸命ケアしても、いたちごっこどころか、ほとんど無抵抗状態で増えていきますよね~。
はじめの頃は「あっ、こんなところに・・」と気づいてましたが、いつの間にやら沢山のシミ、シワ、ホクロに埋もれてしまい、気がつかないほどに・・・。
でも、気をつけないことがあります。それは、「ホクロが多い女性は、乳がんになりやすい」というデータがあるからです。
「世界一受けたい授業」(日本テレビ)で、池谷敏郎先生が教えてくれました。
24年間の追跡調査でわかったホクロと乳がんの関係
ガンは自覚症状のな状態で進行するため、定期的な検診を受けないと初期状態で発見することが難しい病気です。他の病気は、痛み、熱、腫れ、だるさなどの自覚症状があるため、早めに発見し治療することができます。
このような身体状態の変化がガンにもあれば、ガンも早期発見できるはずと調査したそうです。このホクロと乳がんのデータは、アメリカとフランスの2つの国の機関で行われました。
一つは米国看護師健康研究が調査したデータです。
1986年から2010年までの24年間、女性看護師7万4523人の追跡調査を行ったところ、5483人(7.35%)の人が乳がんを発症したそうです。
この研究では、ホクロと乳がんの関係を調査しており、ほくろの数が多い人ほど、乳がんリスクが高いことがわかったそうです。
15個以上のホクロのある人は、ホクロの少ない人に比べ相対乳がんリスクが1.35倍高かったそうです。
また、同様の研究はフランスでもおこなれており、40~65歳のフランス人女性89,902人で調査しました。その結果、18年間で5953人(6.6%)の人が乳がんになり、ホクロの多い人は、ホクロのない人に比べ乳がんリスクが1.13倍高かったそうです。
乳がんは、初産の年齢、初経年齢、閉経年齢など、女性ホルモンの関係が強いことが知られていますが、ホクロも女性ホルモンが影響しているそうです。
実際、妊娠中にホクロの色が濃くなったり、増えたり、大きくなったりする人が多いといいます。
確定的なデータではなく、まだ研究の段階だそうですが、ホクロが急に増えたり、普通の人より多い人は、乳がんの検診をしっかり受けておいてくださいね。
自殺のリスクを最大54%減少させる食事メニュー
きのこや大豆製品には、葉酸(ビタミン)が含まれていて、自殺の原因になるうつに効果的であることが報告されています。そのため、きのこ炒めと冷奴を食べると自殺リスクを最大で54%減少させる効果があるそうです。
日本の40歳から69歳の男女9万6千人を対象に、8年以上134種類の食品や飲み物をアンケートした結果です。8年間で249人が自殺してしまったそうです。
薄毛の人は前立腺がんになりやすい
アメリカの国立ガン研究所が、4万人を3年間にわたり追跡調査した結果、前立腺がんと薄毛の関連が認められました。
おでこが後退しながら頭頂部も薄い人のタイプは、薄毛でない人に比べて悪性の前立腺がんを発症する確立が39%高くなるそうです。
これは薄毛には男性ホルモンが関わっており、同じように前立腺ガンの細胞の増殖を促しているためと考えられています。
脈拍が高い人は糖尿病のリスクが高い
アメリカの大学が、7万3千人を4年間追跡調査した結果、脈拍が速いと糖尿病になりやすいことがわかりました。
常に脈拍が多いという人は、常に緊張しているということです。緊張するとストレス食いや血糖値が上がることが多くなるため、糖尿病になりやすいと言われています。
脈拍の正常値は50回~100回、100回を超えると頻脈と言われています。100回から10づつ増えてくると糖尿病のリスクは23%づつ高まるそうです。
糖尿病をなりにくくするには、ヨーグルトを食前にスプーン2杯半食べること。それだけで、糖尿病リスクが18%減少するそうです。
ポイントは、ヨーグルトの上に溜まる液体の乳清(栄養素)を一緒に食べること。食前に食べることで、食後の血糖値の上昇を押えることができます。
痩せている人は認知症になりやすい
ロンドン大学が45歳から、66歳の男女200万人を20年間追跡調査した結果、痩せている人は認知症になりやすいことがわかりました。
体型をあらわすBMI(体重÷身長÷身長)が20未満の人は、20以上の人に比べて認知症になるリスクが34%も高くなるそうです。
標高が高い土地に住んでいる人は肥満になりにくい
ナバラ大学が9300人を8年間追跡調査した結果、標高の高いところに住んでいる人は、肥満になりにくいことがわかりました。
Aグループ:標高124m未満(東京都心・大阪市など)に住んでいる人
Bグループ:標高124mから455m(静岡県御殿場市・埼玉県秩父市など)に住んでいる人
Cグループ:標高456m以上(長野県軽井沢・群馬県草津など)に住んでいる人
CのグループはA、Bに比べて、肥満のリスクが13%低かったそうです。標高が高い場所で生活すると、体内にレプチンというホルモンが多く作られます。そのホルモンは脳に作用して、食欲を抑える効果があるためと言われています。