健康診断や人間ドックを定期的に受けている人でも、大腸の検査はちょっとためらってしまいますよね~。

私も受けてみましたが、前日の食事制限から始まって、当日の下剤や、浣腸など・・・^^;

腸をキレイにしないと内部が見えないのはわかりますが、あのトイレの行き来だけでも、イヤになってしまいます。

そして、検査台にのり、横になり腸内に空気を入れて、お尻に内視鏡が差し込まれる・・・、一度やった人はもう二度とやらないと、ほとんどの人が決意するのではないでしょうか。

でも、そんなことは、言ってられません。大腸ガンは、ガンの死亡率で女性1位、男性でも3位だそうで年間4万人も亡くなっているんです。

その原因は、やっぱりこの検査方法にあるのではないでしょうか。また、大腸がんには、内視鏡で見ても見つかりにくり幽霊がんという存在があるそうです。

NHKは「ためしてガッテン」大腸がんをほぼ100%発見する方法や、内視鏡を使わない大腸検査、最新のカプセル内視鏡、大腸CTなど最新の検査方法なども紹介してくれました。

大腸がん99%発見法と最新検査法

伊豆七島の新島では、国立がんセンターが出張で集中検査し島民の35%の人が大腸の内視鏡検査を受けたそうです。

その結果、578人のうち18人にガンが見つかりました。また、40歳以上の半数に289人に良性ポリープが見つかりました。

良性ポリープの1割がガン化するため、発見されたポリープはその場で切除、島民の大腸ガンを予防することができたそうです。

特に、腺腫とよばれるポリープは、将来ガンになる可能性が非常に高いそうです。また、腸の粘液をだす盃細胞も、横に増殖するため見つけにくくガン化することが知られています。

●内視鏡検査

大腸内視鏡検査の最大のメリットは、発見率が高く発見したその場で切除し治療することができることです。

40歳を越えたら、一度は必ず大腸ガン検査をするべきといいます。一度検査をすれば、ガンになりやすい体質かどうかまで解ります。

検査でポリープが3つ以上見つかった人は、大腸がんになりやすい体質ですので、定期的に検査を受ける必要があります。

●カプセル内視鏡

内視鏡の弱点をカバーできるのが、カプセル内視鏡です。

カメラと通信機能がついた、小さなカプセルを飲み込み大腸のぜん動運動を利用して移動し、1秒あたり35枚の写真を撮影します。

撮影した写真は、体の外につけたデータレコーダーでデータを受信し画像にします。体に負担がないこと、内視鏡では見えにくい腸内のヒダの内側まで見ることができます。

カプセル内視鏡検査は、2014年1月から保険適用になりました。

●仮想内視鏡(CT内視鏡)

CTで体内をスキャンして、大腸だけを3次元の映像で再現します。本人と大腸とまったく同じように腸内を再現でき、ひだに隠れているポリープを発見することできます。

また、画像を横に展開したり、何度でもゆっくり時間をかけて観察することができるメリットがあります。

●最新の大腸検査方法と選択法

以下の内容を参考にして、大腸検査の選択してください。いずれも保険適用になっています。(検便で潜血反応があった人)

●自宅でできる発見法

自宅で手軽に発見できる方法は、検便です。検便で発見率を高めるには、検便の回数を増やすこと。

1度の検査では45%ですが、4回すると91%、6回やるとなんと99%まで大腸がんの発見率が高まるそうです。

大腸がんは進行が遅いので、早期に発見できれば、ほぼ100%完治することができるそうです。そのためにも、大腸の検査は必ず受けてくださいとのことでした。

40歳以上の方で、まだやっていない方は、すぐに申し込むをしてくださいね。