中村勘三郎さんが食道がんと言う発表がありましたね。
芸能界でも、食道がんにかかる男性が多く、
サザンの桑田桂祐さんや、指揮者で有名な小澤征爾さんもそうですね。
食道がんは、圧倒的に男性が多く、女1に対し、男4の割合だそうです。
また、好発年齢は、50、60、70代で、そのなかでも60代が一番です。
酒、たばこ、熱いもの、辛いものが大きな要因で、これらが好きで、
日常的に摂取しているシニア世代は注意が必要です。
食道がんの特徴は、転移しやすいこと。
食道は、壁が薄いため、癌細胞が浸食しやすく、また、
食道が体の中心にあるため、重要な臓器にも転移しやすいそうです。
ただ、他の癌とちがい恵まれていることは、早期に発見しやすいことです。
内視鏡の検査の時、肉眼では見つからない初期の癌も、
食道の壁に色素を吹きかけ、色が黄色っぽく変われば、その部分に癌があるので
早期発見・早期治療が可能です。
中村勘三郎さんの場合は、この検査で食道がんが見つかったということです。
早期発見の場合の治療法は、内視鏡で癌の部分を切除するか、剥ぎ取れば
完治も可能です。
比較的簡単な検査ですので、好発年齢の方は、定期的に検査を受けることを
すすめていました。
女性でも、酒やたばこ、熱いもの、辛い物を日常的に摂っている方は、
検査を受けた方が良いようです。