がんは、初期発見、初期治療すれば、ほとんどのがんを完治できると言われるまでになりましたが、問題は初期の段階でいかにガンを発見するかということです。

がんの初期の段階はまったく自覚症状がなく、自覚症状がでた時にはかなり進行してしまっています。

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発見するには、定期的ながん検診が必要ですが、がんの種類ごとに行う必要があり、また、初期の段階ではほとんど形として現れないため見逃されることも多くあります。

どうすれば、初期の段階でガンを発見できるのか・・、その解決策となる検査法がとうとうできたようです。

開発したのは、神戸市の医療機器会社「マイテック」と昭和大学の研究グループです。

この検査法は、特殊なバイオチップに血液1滴を付着させるだけで、ステージ0期のがん検出、がん種の識別などをわずか10分以内で判定することができるそうです。

がんは、免疫に攻撃されると「ヌクレオソーム」という特異な物質を血液中に溶け出します。その溶けだした「ヌクレオソーム」をチップ上に集め、レーザーを照射するとガンが発光し、光の具合でガンの種類まで判別できるそうです。

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<昭和大学江東豊洲病院消火器センターのHPよりお借りしました>

がん患者と良性腫瘍の患者計20人で検査したところ、20人全員のガン判定を間違いなくすることがでたようです。

この研究成果は、英科学誌サイエンティフィック・リポーツ電子版に掲載され、今世界中から注目されています。

今回は、すい臓がん、胃がん、大腸がんの3種類での確認でしたが、他のがんに対しても有効で、1年以内に臨床の段階まで進めていく計画だそうです。

ガンを分子レベルで発見できれば、本当の意味でのがん初期治療が可能になり、根絶にさらに一歩近づくことができます。

しかも、面倒な検査もいらず血液検査だけで、すべてのがんの検査ができるということですから、少しでもはやく実用化して欲しいですね。

血液1滴で3分で診断できる夢のがん検査法は、フジテレビ「直撃LIVE グッディ! 」でも紹介されました。