骨粗しょう症は、高齢者にとって深刻な病気ですが、実は、お年寄りばかりでなく、運動不足の若者も危険な状態にあるそうです。

テレビ朝日「林修の今でしょ!講座」では、骨粗しょう症の新薬について紹介してくれました。

骨粗しょう症の新薬

健康な人の骨は、新しい骨をつくる細胞と古い骨を壊す細胞がバランスよく働き健康状態を保ってます。

しかし、骨粗しょう症は、新しく骨をつくる細胞が働かなくなり、骨を壊す細胞が多くなってしまうため、骨がどんどん分解されてしまうため起こります。

従来の薬は、骨を壊す細胞の働きを抑えて、骨粗しょう症の進行を遅らせる薬でしたが、新しい薬は、骨を壊すのを抑えるのではなく、骨を増やすことに注目して開発されました。

この新薬は、2010年に発売され、注射して治療を行います。2つのタイプの薬があり、病院で1週間に1回、自宅で1日1回、毎日注射を打ちます。

自宅での注射は、糖尿病注射と同じイメージで行うので、比較的簡単に行えます。効果は個人差がありますが、1年半打った人で骨の量が10%アップした例もあるそうです。