サラダに入ってたトマト、スイカを食べて10分後、突然、吐き気や、息がつまる症状がおきる人が増えています。

アレルギーかと思って、病院へ行って診断してみたところ、カモガヤというイネ科のアレルギー反応を示しました。

最終の診断結果は「カモガヤの花粉症からくる口腔アレルギー症候群」でした。

●口腔アレルギー症候群とは

花粉にはアレルギーを起こしやすい、タンパク質が含まれています。これらのタンパク質を吸い込むと花粉症やアレルギーを起こします。

このタンパクに非常に似た成分が、果物や、野菜に含まれており、それを食べると口や喉にアレルギー反応を起こしてしまいます。それが、食物アレルギー(口腔アレルギー症候群)です。

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花粉症の重症度が高い人ほど、口腔アレルギー症候群になる頻度も高くなるといいます。

花粉症の10人~20人にひとりが、口腔アレルギー症候群になっているそうです。

●症状

・唇や口の中が腫れる
・喉が腫れる
・鼻水、くしゃみ
・顔が腫れる
・じんましん
・呼吸困難(アナフィラキシー)

秋の花粉症の時期には、特に注意が必要です。

●花粉の種類とアレルギーを起こす食べ物

①よもぎ ブタクサ  → にんじん、セロリ、スパイス、メロン
②ハンノキ、シラカバ → りんご、もも、なし、さくらんぼ
③カモガヤ      → メロン、スイカ、トマト
④スギ、ヒノキ    → トマト

特にハンノキ、シラカバの花粉症の人は、食物アレルギーになりやすいので注意が必要です。

アレルギー専門の病院へ行くと、プリックテストという検査をしてくれるそうです。検査は保険適用で、1つの果物、野菜に対して100円程度とのことです。

●対処方法

決定的な対処法はありませんので、以下の対処法で乗り切ります。
・食べない
・加熱とは加工をすると出にくい
・抗アレルギー薬を飲む

花粉症の方は、これからの秋の花粉シーズン注意してくださいね。