ギックリ腰の経験がある人ならわかりますが、あの痛みとまったく動かなくなってしまった体、最悪の事態ですね。

立ち上がれず、トイレでお尻を拭くのも一苦労、なんとかしようと、整骨院やマッサージにいけど、これといった効果なし・・。

gikuri

結局3日以上、横になって回復を待つしかありません。もう二度と経験したくないと思いますが、これがギックリ腰は繰り返すんですね・・。「あっ」と思ったときは、すでに遅し。「やっぱり・・」ということで寝こむことになります。

今回は、そんな人にとっておきの情報です。なんと、ぎっくり腰を繰り返してしまう人や、痛みが慢性化して治らない人も、腰を動かすだけで解消できる症状別の撃退体操を L4YOU(テレビ東京)で紹介してくれました。

腰痛の症状別撃退法

日常生活で何気なく行っている行動に腰痛の原因があります。それは、背中を丸める姿勢。

人は直立しているときに、脊椎のカーブがきれいにS字を得描いていて腰痛前弯といいます。この腰痛前弯が失われると、腰痛が起こります。そうすると、歩くことも困難になってしまいます。

●腰痛になりやすい人

・イスに座った作業や中腰での作業が多い人
・猫背になりがちな人(腰痛前弯が失われやすい)

●姿勢正し運動

①椅子に腰を掛けた状態でゆっくりと猫背の姿勢になり5秒保つ
②ゆっくりと胸を斜めに引き上げ腰椎前弯した姿勢を5秒保つ
③リズムカルに10~15回繰り返す。

●正しい姿勢の保ち方

①胸を斜め45度上に引き上げていき猫背を思いっきり反らす
②背中の筋肉をゆるめ力をぬく

ぎっくり腰は、突然起こるものではなく、普段の動作や姿勢が悪いことによって起きます。

大きな力が加わると椎間板の繊維組織に亀裂が入りギックリ腰となります。

ギックリ腰になったときは、その後の対処法が大切です。寝てれば治ると、体を動かさず安静にしている人が多いですが、それは、大きな間違いです。

安静にしていると、腰の可動域が失われ逆に回復を妨げてしまいます。

●ギックリ腰の対処法

①5分間うつ伏せになる。

この姿勢を2時間おきに行います。これだけで随分らくになるそうです。

●ギックリ腰の再発防止術

①うつ伏せになり両手を顔の横に置く
②ひじをつけたまま腰を反らし2~3分キープ
(2時間おきに行います)
腰を反らすことで、腰椎のカーブが回復します。

●注意点

ギックリ腰だと思っても、重症なヘルニアや骨折の場合もあるので、慎重に見極めることが必要です。

コルセットは、ラクなようなつけていても構いません。湿布は痛み止めとしては効果がありますが、腰痛の根本的な治療にはなりません。

ぎっくり腰は、起床後は、椎間板が水分を吸収し膨れているのでちょっとした圧力で繊維組織を痛めやすく、ギックリ腰になりやすいので気をつけください。

●ぎっくり腰の予防

①姿勢を正してくしゃみをする
②壁や棚に手をついてくしゃみをする

●腰痛の症状別の体操

【腰を曲げた時に痛む】 →腰反らし体操
・荷物を持ち上げようとした時
・洗顔で前かがみになった時
・長時間座っている時

●腰反らし体操

①足を肩幅に開く
②ゆっくりひじを伸ばしながら腰を反らす
③下半身は力を抜き下腹部が床につくようにする
④1~2秒 腰を反らしたら元の姿勢に戻る
1セット10回 2時間おきに行う

【腰をそらしたときに痛む】→腰曲げ体操
・うつぶせに寝た時
・歩いている時
・長時間 立っている時

●腰曲げ体操

①膝を曲げあおむけに寝る
②ゆっくりと腰を胸に引き寄せ2~3秒キープ

1セット6回 2時間おきに行う

【左右どちらかの腰が痛む】→横ずらし体操
・腰反らし、腰曲げ体操を行っても効果なし

●横ずらし体操

①腰痛がない方の腕を曲げ壁につける
②痛みがある方の腰に手を添え壁側にずらし1~2秒キープ
腰の位置がズレないように水平に保つこと

1セット8回 2時間おきに行う

診断名よりも、どうすると痛いかで体操を決めて行うのがいいそうです。腰を反った時に何秒も保ったり足腰に力を入れて行うと、腰痛を悪化される原因になるので注意が必要です。