40歳以上の人の、なんと8割の人が歯周病だそうです。予備軍を含めると5000万人もいるそうですよ。
歯周病の原因は、プラーク(歯垢)です。歯茎の根本にすきまができて、歯がグラグラして抜けてしまいます。

歯茎のプラーク

テレビをつけると、歯周病のコマーシャルばかり流れているので、自然と覚えてしまいますよね~。歯周病のチェック法が、日本臨床歯周病学会のページにでていましたので紹介します。

歯周病のセルフチェック法

①朝起きたとき、口の中がネバネバする。
②ブラッシング時に出血する。
③口臭が気になる。
④歯肉がむずがゆい、痛い。
⑤歯肉が赤く腫れている。(健康的な歯肉はピンク色で引き締まっている)
⑥かたい物が噛みにくい。
⑦歯が長くなったような気がする。
⑧前歯が出っ歯になったり、歯と歯の間に隙間がでてきた。食物が挟まる。

この中で3項目以上当てはまる場合には、要注意。6項目あてはまると、歯周病進行中、全項目で、かなり進んだ歯周病だそうです。

歯周病の進行度は、歯と歯茎の間の深さで状態をチェックします。健康な人は、0.5mm~2mm、歯肉炎で3~5mm、歯周病では5~7mm、重度の人は7mm以上になってしまいます。

最近、歯周病を放っておくと、ガンや脳梗塞、糖尿病などになる危険性が高まることがわかってきました。

歯周病がひきおこす全身疾患

脳梗塞、狭心症、心筋梗塞、骨粗しょう症、がん。特に、歯周病は糖尿病との相互関係があることが指摘されてます。

1日2回歯を磨く人は、1回の人に比べ食道がんのリスクが3割軽減されます。歯周病歴のある男性は、肺がん、腎臓がん、すい臓がん、血液がんの発症リスクが14%あがってしまうそうです。

歯周病菌は、ホルモンを栄養にして増殖するので、女性の場合には、歯周病リスクが高くなります。また、注意が必要なのは高齢者の誤嚥性肺炎。口の中の細菌が誤飲により、肺に入り込み肺炎となって、死の危険性が高くなります。

まさしく、歯は健康であるための基本なんですね。正しいケアを覚えて、しっかり予防しましょう!