テレビでは、連日のように流れている歯周病予防のCM。50歳を過ぎると7割の人が、歯周病になっていると言われています。

中高年の歯周病は当たり前すぎて、あまり注意を払わなくなってしまった人も多いのではないでしょうか。

しかし、最新の研究では、歯周病菌は口の中の問題だけでなく、心臓病や、脳疾患、動脈硬化など、全身に大きな影響を及ぼしていると言われています。

歯周病菌はアルツハイマーのリスクを高めることもわかってきているので、早期に発見してしっかりケアしておきたいですね。

歯周病の症状として、出血、しみる、口臭などがありますが、歯ブラシを強く当てすぎても出血するときもあるし、どの程度の出血すれば歯周病なのか、よくわかりませんよね。

歯医者

私の場合には、半年に一回程度歯科院に行ってケアしてもらっていますが、それでも歯周ポケットが大きくなってますと言われます。歯のケアって、どのくらいの頻度で行けばいいのでしょうか・・。

歯は、保険適用外のものだと、10万、20万と高いですよね。インプラントは30万以上の費用がかかってしまいます。

基板や部品が何千点と入ったコンピュータなら納得できますが、あの5mm程度の小さな白い塊が、なんでそんなに高いのかと疑問に感じてしまうのは、私だけでしょうか。

愚痴を言っても始まりません。^^;チョイスの歯周病の対策しっかり学んでおきましょう。

歯周病対策のチョイス

歯周病の人は、54歳以上になると半数以上、軽度の人をいれると7割以上がかかっているそうです。

歯周病になると、歯の土台である歯ぐきが痩せてしまい、さらに、骨の支えの骨がどんどん下がってしまい、やがては歯が全部抜ける事態になってしまいます。

歯周病の症状は、出血、しみる、口臭などですが虫歯と違って痛みがないため、放置されがちです。

歯周病は、歯周病菌と呼ばれる細菌による感染症で歯ぐきを壊す病気ですから、しっかり治療しておくことが大切です。

●歯周病の症状

・歯磨きのとき出血する
・冷たいものを飲むとしみる
・口臭
・口がねばつく
・歯ぐきの腫れ
・歯ぐきの色が変わる

これらの症状がある人は、初期症状の段階で、しっかり治療しておくが大切です。

歯周病は、まず歯と歯ぐきの間にプラーク(歯垢)ができ、それが歯石となって歯の表面にこびり付きます。

歯石ができると歯周ポケットができ、歯周病菌が繁殖し歯ぐきに炎症をおこし、毒素を出しながらどんどん掘り下げていき歯を抜かなくてはならない状態までしてしまいます。

歯周ポケットは、健康の人は3ミリ以下です。深さが6ミリを越えると危険状態、10ミリになると、かなり進行しているそうです。

●歯周病の治療 フラップ手術

歯周病の進行は、手術によって止めることができます。その手術とは、フラップ手術といいます。

フラップ手術とは、歯ぐきをメスで切り開いて、歯の根元の歯石を徹底的に掻きだし、進行を押さえる手術です。

こうすることで、歯ぐきの健康が回復し、歯周病ポケットも4ミリ以下に小さくすることができます。

フラップ手術は、日帰りで行えます。保険適用で、1本2000円程度の金額だそうです。

●歯周病のケア スケーリングとルートプレーニング

歯石は歯ブラシではとれませんので、歯医者さんでとってももらうことが必要です。歯周ポケットの治療は、スケーリングとルートプレーニングで行います。スケーリングは、歯の細菌を掻きだしてとりのぞく治療です。

ルートプレーニングは、歯石をとった後、歯の表面を滑らかにして、細菌をつきにくくする治療です。

治療費は、歯周病基本検査 600円程度、スケーリングは800円程度、ルートプレーニングは1本につき200円、歯磨き指導240円程度です。いずれも衛生士さんがしてくれます。

歯ブラシするとき、通常、利き手側の上と下の内側に、磨き残しがあでるので注意して磨いてください。また、歯ブラシでは、いくらキレイに磨いても、歯周ポケットの2ミリ程度までしか届きません。

プラークや歯石をとるには、歯科でないと無理なので、半年に1回程度は歯医者でケアしてください。

●歯がしみる時・・知覚過敏

歯がしみるのは、歯ぐきが後退してしまい、エナメル質の下にある象牙質がでてしまうため起こります。象牙質にコーティング剤を塗り、青い光を当て表面に膜をつくることで治すことができます。

コーテイング剤は3ヶ月程度はもちます。剥がれたら、また治療してください。(カンタンな治療です)

歯周病は、感染症でもあり、生活習慣病でもあります。歯周病予防には、セルフ・ケア(歯磨き)とプロフェッショナルケア(歯科医)の共同で行うことがポイントだそうです。

いつまでも美味しく食べるためには、歯はとっても大切です。しっかりケアして、一生大切に使いたいですね。