私たちの年代になると、帯状疱疹でえらい目にあったと言う人が増えてきます。お陰様で私はまだ発病していないのですが、親せき・知人など周りを見回すと、とっても辛い思いをした人や入院までした人など重症化した人が多いです。
このように帯状疱疹の経験者が多いと、いつか私も発症するのかな・・と不安になります。
帯状疱疹とは、子供の頃にかかった水ぼうそうのウイルスが体内に長い間潜伏し、疲労や老化などで体力が低下したときなどに突然発病する疾病です。
重症化すると、神経をやられ数年にわたって痛みに苦しむと言うことも聞いているので、帯状疱疹にだけはなりたくないと思っていたところ、ためしてガッテンで、最初の発疹で見極める早期発見法と予防につながる超意外な方法を教えてくれました。
そもそも、帯状疱疹は、子供のころ水ぼうそうにかかった人がなると言われていますが、私たち位の年齢になると、子供の頃にかかったのか、かかっていないのか定かでない人もいますよね。
子供の頃の記憶に残っていればよいのですが、記憶にない場合は、母親などに聞くしかありません。その母親が高齢になっている今、母親すら覚えていない可能性もありますよね^^;
私の場合、母親に聞いたら、やったような・・やらないような・・こんな曖昧な答えが返ってきました。
どちらにしても、帯状疱疹の初期段階で治療を始めると重症化が避けられ、あまり痛みを感じることなく治るようですので、早期発見が重要かと思います。
体に、ポツポツと赤い発心が出始めたり、ピリピリと電気が走るような痛みがあったら、疑ってみると良いかもしれません。
ウイルスが悪さをする瞬間のサインと無料予防法
子どもの頃に水ぼうそうにかかった人は成人の9割。そのうち、3人に1人が帯状疱疹にかかると言われています。
帯状疱疹の痛みは、24時間キリで刺されたような痛みが続き、発疹が消えるのが1か月後、痛みが治まるのが半年後と言う人が多いそうです。
帯状疱疹は、抗ウイルス薬が効果がありますが、発疹から3日以内が目安。早ければ早いほど効果が期待できるので、3日と言わず1時間でも早く飲むことが大切です。
子どもの頃、水ぼうそうにかかると、免疫がウイルスをやっつけます。しかし、ウイルスは完全に死滅するわけでなく、神経細胞がたくさん集まっている神経節と言う中に潜みます。
水ぼうそうのウイルスは、神経細胞の中にDNAを残すと言うやり方で、この中に潜みますが、加齢や病気、ストレスなどで免疫力が落ちた時、ウイルスを復活させます。
ウイルスが神経節から出て、皮膚に到達しプッと出たのが最初の発疹で、この場所は、お腹周りと胸回りで60%をしめます。そのほか、頭部が18%、腕が9%、足が5%と言う割合です。
帯状疱疹を早期発見するには、皮膚に出る前、体にいる間に見つけることが大切です。
帯状疱疹は、発疹が出る前になんらかの前触れを感じる人が8割もいます。その前触れの段階で、良く観察することで早期発見が可能になります。
多くの人は、発疹が出る前に、その場所に違和感を感じます。
症状は、チクチク、ピリピリ、ズキズキ、ビリビリ、ズキンズキンと、神経を通るせいで電気が走るような痛みが特徴です。
この段階で痛みや違和感がある場所をよく観察し、ポッと発疹が出てきたら帯状疱疹の確率が高いです。
ワクチンで予防する
帯状疱疹の患者さんは、これから急増する可能性があるそうです。それは、子どもの水ぼうそうワクチンの無料化によって、水ぼうそうにかかる子供が減るからです。
水ぼうそうにかかる子供が減ると、なぜ大人の帯状疱疹が増えるかと言うと、大人は水ぼうそうにかかている子供に接することで、免疫力が強化されるからです。
免疫を持つ人が、ウイルスに触れると免疫力が強化され、帯状疱疹にかかりにくくなります。保育園や幼稚園の保育士さんたちが帯状疱疹にかかりにくいのはこのためです。水ぼうそうの子どもたちがいなくなると、そのチャンスが無くなるんですね。
子どもの水ぼうそうのワクチンは無料になりましたが、大人が帯状疱疹の予防での使用はまだ未承認のため、自費で10,000円ほどかかります。
帯状疱疹は、年齢別発症者数に特徴があり、50歳を過ぎるとぐ~と増えます。
よって、50歳以上、仕事が忙しく過労がある人、2型糖尿病やガンなどの悪性腫瘍がある人などは、有料でもワクチンを受けた方が良いとのことです。
帯状疱疹予防のワクチンは、内科や皮膚科で受けられるようです。