この10年来、暖冬傾向が続いていたので、今年の冬は、本当に寒さを感じますよね。2月になると、寒さが一段と増してくるので、しっかりした風邪対策が必要です。
風邪は、一生に200回ひくと言われるほど私たちに身近な存在(なって欲しくなにのですが・・)ですよね。意外と、風邪という病気の正体がよくわからなで対応している人が多いそうです。
昔は、ショウガや首にネギを巻いたり、本当に先人たちの知恵のお世話になりましたよね~。
今でも勘違いしていることが多く、風邪と言えば抗生物質と思うのですが、実は、抗生物質は風邪に対して全然無力だそうです。「えーっ!!」という、驚きの感じですよね。
そこで、風邪に対する正しい知識をしっかり教えておきましょう。
風邪対策の新常識
●風邪の見分け方
「熱が7度超えたら學校を休んでいい・・」は子供時分の話しです。風邪の症状である「せき、鼻水、のどの痛み」の3つの症状が、1、2日の間に同時におきたら風邪と判断するそうです。
頭痛や下痢、熱があっても、この3症状がないなら風邪ではないそうです。
●市販薬の効果
風邪の特効薬はありません。市販薬は、風邪の症状である「せき、鼻水、のどの痛み」の症状を和らげるだけで、風邪を治すことはできません。
●風邪には抗生物質がきかない
風邪は、細菌でなくウィルス感染症で、抗生物質もききません。現在の段階では、風邪薬の特効薬はないそうです。
病院でもらう、薬は「せき、鼻水、のどの痛み」の症状を和らげたり、熱を下げたりする薬です。
●ビタミン剤や栄養ドリンクの効果は
実証データもないので、効果があると言えないそうです。まあ、効果がある人も多少はいるかも・・という感じだそうですよ。
●熱のある時に風呂に入っていいの
シャワー程度なら清潔になっていいそうです。肩まで使って温めてしまうと、熱が上がってしまうのでおススメしないそうです。
海外では、水風呂に入るというのもあるそうなので、風呂に入ること自体で、風邪に対する影響はあまりないそうです。
●熱があるときにはどうするの
熱がでるのは、白血球の働きを活発にしてウィルスをやっつける自己防御反応です。ですから熱は、38度以下の場合には下げない方がいいそうです。
ただ、38度以上の熱が3日以上続く場合には、別の病気に移行している(つまり風邪をこじらせ他状態)になっている可能があるので医者に相談してください。
●風邪の予防には
一番は「手洗い」、そして「うがい」、鼻や喉の粘膜が乾燥するとウィルスがつきやすいので、お部屋を乾燥させない工夫が必要です。
また、外出時には、マスクが一番いいそうですよ。
インフルエンザと風邪の見分け方
【風邪】
治るまで・・・3~10日程度
症状・・・鼻水 せき 喉痛みの3症状
薬・・・症状の緩和
【インフルエンザ】
治るまで・・・7日~10日
症状・・・かぜの3症状に加え急な発熱、関節痛
薬・・・症状緩和 抗ウィルス剤
「風邪は万病の元」「風邪の特効薬開発はノーベル賞」など色々と言われています。くれぐれもご自愛くださいね。