人の肝臓をips細胞を使ってつくることに成功したそうです。
研究したのは、横浜私立大学の谷口秀樹教授のグループ。
ips細胞とは、人間の身体の何にでもなれる万能細胞のことです。
このips細胞を、肝細胞になる前段階まで育て、
さらに血管の内側と細胞をつなぐ働きの細胞を加えて、
マウスの頭部に移植し2ケ月後、肝臓と同じ組織ができたそうです。
肝臓は、人間のものとほぼ同じ機能同じ働きをし、タンパク質を作ったり、
薬を分解したりする肝機能の本来の働きも確認できたということです。
ips細胞は、血管や内臓や、神経にもなれる万能細胞として知られています。
新しい治療法の開発、病気の原因の解明や再生医療への応用など、
その可能性はとどまるところを知りません。
難病に苦しんでいる方、再生医療に期待している方、
難治性の病にかかっている方、再生医療の1日も早い実現を期待し
待っている方は世界中にたくさんいらっしゃいます。
一刻も早く、この夢の治療法を実現してほしいですね。