丸山 圭子さん(59)。私たちの同世代のシンガー・ソング・ライター。1976年「ひとり寝のララバイ」「どうぞこのまま」が大ヒット。また、山口百恵さんや、南沙織さんに楽曲を提供してました。
「どうぞこのまま」は、私たちの青春時代の忘れない歌のひとつですね。その丸山圭子さんは、2人の息子さんに恵まれましたが、離婚。シングルマザーとして、子育てに頑張ってました。
生活を支えるため、もう一度歌の世界に戻ろうとした矢先、丸山さんを襲ったのが、卵巣嚢腫でした。大きさは10cmにも達し、切除以外に方法はありませんでした。
手術により片側の卵巣を摘出。体力もままならない体に、これからどう生きていこうかと入院中、悩んでいました。
ある時、病院の同室だった若い女性から「丸山さんって歌手ですよね。退院したらぜひ歌を教えてください」と頼まれたそうです。
その言葉で「もう一つの生き方があるかも・・」と、歌のレッスンを始めたそうです。そのレッスンは評判を呼び、ある時、洗足学園音楽大学から学校で教えてくれないかと声がかかりました。
そして、現在は、なんと大学の客員教授として作詞作曲のコースを教えているそうです。
2人の息子さんとは、とても仲良しで、長男は、母と同じ音楽の道に進みました。
長男と一緒にタクシーに乗ると、「旦那さんですか?」といわれることが自慢だそうです。もちろん長男は、嫌がっているそうです。