沈黙の臓器として知られる肝臓。何も言わず身体を守るためモクモクと働き続けてくれるのは、お父さんのようでとっても頼もしい存在。

でも、音を上げた時は、かなり悪化していることが多く、日頃やさしくいたわってあげることが大切です。

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肝臓は、内蔵の中でも一番大きな臓器で、代謝や解毒など、なんと500種類以上の働きをしているそうですよ。

肝臓がんで亡くなる人は、年間5万人。近年増えているのは、脂肪肝で、日本成人の3人に1人が、脂肪肝になっているそうです。

実は、生活習慣病の原因である中性脂肪も肝臓がつくりだしています。

特に最近では、甘い物を取り過ぎたり、ダイエットにより脂肪代謝障害を起こして、脂肪肝になる若い女性も増えているそうです。

肝臓を元気にすれば、体中にいい影響が出て「長生き・健康的なやせ・美肌」に改善していきます。

そこで肝臓を元気にする方法を「主治医が見つかる診療所」(テレビ東京)が教えてくれました。

肝臓を元気にする方法

最近脂肪肝が増えています。日本人には2000万人いると言われています。特に若い女性の非アルコール性脂肪肝(NASH)が増えているそうです。

●肝臓の不調度チェック

1.体が重くてだるい
2.食欲がない
3.脂っこいものが食べられない

4.わけもなく体がかゆい
5.強かったお酒が急に弱くなった
6.皮膚が荒れシミが増えた

7.便の色が白い
8.尿の色が濃い
9.ちょっとぶつけただけですぐに出血する

10.手のひらが赤くなる
11.白目が黄色になった
12.右上の腹部からみぞおちにかけて触ると腫れている

※チェックが、4点以上の方は、肝臓に何らかの異常があるそうです。

●肝臓が元気し長生きするには肉を食べること

肝臓でつくられるアルブミンが元気で長生きと密接に関係しています。

アルブミンは肝臓でつくられるタンパク質で血液に含まれる全タンパク質の約5~7割を占め体の組織をつくる材料になります。

通常、アルブミンは年齢とともに下がってきますが、肉を食べることでアルブミンを劇的増やすことができるそうです。

肉は良質のタンパク質であり、肝臓の機能が高まり肝機能をフル回転することができます。

オススメは赤くて硬いお肉で、油の少ない肉だそうです。サーロインや霜降りは脂肪を取り過ぎてしまうそうです。

栄養状態がよいことが、長寿の必須となります。そのためには「良質の肉を食べる」ことがベストだそうです。

特にレバーは、肝臓の代謝機能を助け、脂肪肝を改善させます。ビタミンCいっぱいの、レバニラ炒めにするといいそうです。

●肝臓が元気し、健康的に痩せて、肌をキレイにするためには・・

食べ物、食べ方、生活の仕方がベースになります。

①食事
炭水化物を少なくタンパク質を多く。おかずが主食で、ご飯がおかずと考えて食事するといいそうです。

動物性タンパク質の卵、植物性たんぱく質の大豆や納豆なども毎日食べるといいそうです。

②休憩
昼休みに10分横になって昼寝。ポイントは足を上げること。こうすると血流がお腹に戻ってきて肝臓をいたわるそうです。

③コーヒーを飲む
カフェ酸は、非常によい抗酸化作用があり、脂肪肝や肝炎、肝臓ガンのリスクを下げてくれます。1日4~5杯が理想だそうです。

肝臓がよくなると、体重が減ったり、肌の状態も改善します。

基礎代謝は、脳と心臓と肝臓で、肝臓は2~3割使います。そのため肝臓が元気になると、基礎代謝が増え痩せる効果があります。

また、肝臓の解毒作用は汚れたものを流してくれ、皮膚の原料のコラーゲンを作って肌を若返らせてくれます。