アラフィフ世代になってきますと、ちょっとの段差でつまずくようになります。
「運動不足?それとも歳のせい?」と簡単に思いがちですが、
ここに大きな落とし穴が・・・
今回は、つまづきが、寝たきりになる可能性があるという怖い話しでした。
* *
東北中央病院病院長の田中靖久先生が、そのメカニズムを紹介してくれました。
つまづきの原因は、加齢による脚の筋肉の衰えを考えがちですが、
首の骨のズレに原因がありました。なんと日本人の44%がズレているとか・・。
これは、椎間板が硬くなることから起こる首の病気だと指摘します。
●番組症例
川崎さん・・退職して植木いじりを趣味にしていたのですが、
体温の管理ができない、尿意がある、熱さを感じないなどの症状から
やがて全身のしびれと痛みで全身が動かなくなり病院へ。
診断結果は「頚部脊椎症」(けいぶせきついしょう)でした。
頚部脊椎症は、首の骨がズレてきてしまい、
脊髄や神経根を圧迫してしまう病気で、いろいろな症状がでるようです。
川崎さんの原因は、首を負担をかけていたた植木いじりだけではなく
毎日使っている枕に原因がありました。
番組のつまずきテストに参加していてだいた方の、よくつまずく人の
ほとんどの方にも枕に原因がありました。
* *
この頚部脊椎症を治すためには、首のズレを予防するまくら
の使用が一番ということです。
番組では“枕のスペシャリスト”「『魔法の枕』健康法」を書いてます
山田朱織先生が、首に合った「予防枕」の作り方を紹介してました。
ポイントは、自分の首の高さにあった高さの枕をつくること。
【正しいまくらの作り方】
1.まずは、玄関マットとタオルケットを用意する
2.玄関マットを3つの蛇腹折りに、同じくタオルケットを3つの蛇腹折りにする
3.タオルケットは向きの変え、さらに3つの蛇腹折りに
4.折ったタオルケットの角はしっかり合わせて垂直に
5.玄関マットの上にタオルケットをのせる
6.玄関マット、タオルケットの端が巣直になるように端をしっかりあわせる
7.自分の最適な高さに枕を合わせる
①枕に頭をのせ両手を胸の前にあわせ膝をたてる
②この状態で横を向く
③顔の中心線、首、腰までが布団と平行になるよう枕の高さを調整する
鏡を使えば一人でも確認できる
④枕が高い場合はタオルケットの蛇腹を1枚づつはずしながら調節する
⑤最後の寝返りを打って、無理な力をいれなくても抵抗なく
寝返りがうてれば完成
⑥この枕をカバーは布で包めば崩れにくくする
この枕を使うと首への負担を軽減し、症状を予防することができるとか・・。
番組で紹介している以外に、頚部脊椎症の症状として
・肩、脇、腕の筋肉の痛み、
・肩から指先のしびれや麻痺
・つまずきや歩行障害
・はげしい頭痛、吐き気、めまい
が一般的にあげられています。
これらの症状の経験のある方は、整形外科の専門医での検査をオススメです!