アルツハイマー病の患者推定数は、平成23年の調査結果で36万6千人。その数も年々増えています。
1999年~2011年にかけての増加率は、なんと13.7倍だとそうです。
私たちの年代は、親の介護で苦しんでいるだけに、自分だけはなりたくないと切に思ってしまいますよね。
アルツハイマー病は、まだ原因や治療法が確立されていないだけに、これからの医療の進歩に期待するしかありません。
しかし、最新の研究で、アルツハイマーになりやすい傾向として糖尿病が関係していることがわかってきました。
九州大学の調査によると、糖尿病やその予備群の人は、アルツハイマー病を発症するリスクが通常の4.6倍高くなるそうです。
糖尿病になるとインスリンの量や働きに異常が生じます。インスリンには、アルツハイマー病の原因といわれるアミロイドβの
分解を助ける機能があり、減少してしまうとアミロイドβが溜まってしまい、アルツハイマー病の原因をつくってしまいます。
つまり糖尿病を抑えれば、アルツハイマーのリスクを減らせることになります。
日本の糖尿病患者数は1000万人と言われています。まずは、糖尿病を改善することからはじめたいですね。
アルツハイマー病と糖尿病を同時に予防する方法「ちょっと歩き」を教えてくれます。
アルツハイマー病&糖尿病の予防法
①一日合計50分のウォーキング
運動をするとアミロイドβを分解する酵素ができきます。
②地中海料理を食べる
アルツハイマー病のない人の共通点
・魚介類が多い
・オリーブオイルをよく使う
・ワインを飲む
・緑黄色野菜が多い
だそうです。地中海料理を楽しんでウォーキングを50分、これならできそうですね。