両親の介護、まさしく私たちの世代が直面している問題です。特に自立歩行ができなくなった場合や、認知がある場合など、大きな負担が待っています。

昼夜を問わず、1日も休まず対応が要求される介護。仕事との両立は、時間的にも体力的にも到底無理となり、離職せざるを得ない状況に追い込まれてしまいます。

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今、介護のために離職する人は、年間10万人いると言われています。

このような現状の中で、どのように考え、どういうシステムを利用し、どう対応していけば介護と仕事の両立は可能なのかを「あさイチ」で紹介しました。

介護による離職の原因は、なんと世間の目

古い考えのお年寄りや、田舎の人に多く、「家族で看るのがあたりまえ、他人にまかせるのはみっともない」と言われ、自宅介護をせざるを得ない人が多いそうです。

日本人は、いつになったら世間の目から開放されるんでしょうかね~。

介護にかかる月平均費用・・・合計69000円

要介護認定のサービス時間内なら、負担は1割ですみますが、それ意外は全額自己負担。

とても、資金的にやりくりできないのが現状で介護をしている家のほとんどが赤字という調査結果があるそうです。

【69000円の詳細】
・介護保険サービスの1割自己負担 12500円
・介護保険サービスの全額自己負担 24500円
・介護サービス以外の費用    32000円

えーっ、こんなにかかるんだ、って金額ですね。

小規模多機能型居宅介護

24時間365日対応で、「訪問・通い・泊まり」が自由に組み合わせできるそうです。現在、全国に4000箇所あり、国も力を入れて増やそうとしているそうです。

利用料は定額制 要介護5の場合には 月28120円(食事代、宿泊費は別途必要)

企業の支援制度

2012年の7月からすべての会社に「介護休業」が義務付けられています。週3日以上勤務しているパートさんにも適用されるそうです。

うれしいのは、雇用保険に入っていれば、介護給付制度で、賃金の4割がもらえるそうです。

介護は家族で話しあいと役割分担が大切

家族の話し合いで、手を使う人、時間を使う人、お金を使う人の「て・じ・か(頭文字)」を決めておくといいそうです。

介護の段取り

①地域包括支援センターに行き、介護認定の申請をします。
②調査員が家にきて「認定調査」が行われます。
③介護認定(1ヶ月かかります)の後、ケアマネージャーと
ケアプランを作成します。

親の介護の後は、すぐに私たちが当事者になる番です。「ピンピン・コロリ」とスッキリ逝けるように、毎日体を頭を鍛えておきましょうね!